夏の河原

　疲れたし暑いしと言って、家でウダウダしているとせっかく時間があるのに、何もできずに一日が終わってしまいます。昨日はほとんどそんな感じでした。

　深く反省し、今朝は早起きをして近くの河原を１時間程歩きました。

　夏休みなので、河原は部活動の高校生らが元気にトレーニングをしています。やはり環境がいいせいもあって、東京の高校生より健康的です。

　休憩になると、隅のテントに群がってスポーツドリンクなどを、ワイワイと飲んでいます。それをかいがいしく世話する女子マネージャーなど、「青春」って感じですな…（老人目線）。

　だいぶ汗をかきつつ、さらに河原を歩いていると遠くに大きな旗がブンブン振られていました。見ると応援団の旗手（って言うんでしょうか）が、独り黙々と「自主トレ」をしていました。

　朝とはいえ、日差しもきついし気温も上がってきていますが、しっかりと詰め襟に手袋姿で、遠くからでも見える巨大な旗を振っています。

　「部活動中の高校生」という雰囲気とはかけ離れた、真冬に滝に打たれている人（生では見た事ありませんが）のような、何か研ぎ澄まされた空気を発していました。

　あまりにシブい光景に、思わず背すじを正して見とれてしまいました…（尊敬目線）。

　
　（写真は暑くてぐったりしているように見えてしまう、河原のオブジェです。シロクマも元気が無い。）