Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2012J1第3節 広島×鹿島

2012-03-27 | 鹿島アントラーズ
また無得点で惜敗を喫した。それでもアウェーに駆け付けたサポーター達はブーイングもせず罵声の一つも浴びせる事無く前向きに選手たちを鼓舞した。ジョルジーニョに恥をかかせてはいけないとサポーターも選手同様に前を向いて必死でやっている。とにかく今は我慢すべき時なんだと言い聞かせる。

得点は入らなかった。攻撃面では課題が見え隠れする。大迫の調子は良かったと思うが周囲がそのキレにややついて行けていない感じがした。ボールキープした時にチーム全体として縦に遅い。良いタイミングで効果的な縦パスがもっと入ればいいのだが、どうしても横に回して時間をかけて攻めている。その間に相手が守備ブロックを形成するから行き場を失って行き詰まる。チーム内でも特にタテへの推進が遅いアレックス・遠藤の左サイドに意図的にボールが回るよう、相手はそこを空けて守っているようだった。そして実際そこにボールが回ると攻撃が停滞する。

例えばボランチがボールを取った瞬間に一本でもFWに楔を入れれば良いと思うのだが、そこでまず横パスを選択する。するとボールを欲しがっていたジュニーニョが「どうして出してくれないんだ」というリアクションをする。そこで無理矢理でもいいからジュニにボールを入れて欲しいと思う。川崎時代はとにかくすぐ自分にタテにボールを入れろと要求していたジュニーニョ。それに合わせる中村憲剛が居た。今のチームではそのジュニーニョが欲しいタイミングでボールは入らない。それが嘆かわしい。

審判の判定に苦言は呈したくないが新井場のタックルは正当なボールへのチャレンジだった。おそらく井上主審はプレーを見るポジション取りが悪く足を引っ掛けたように見えたんだろう。試合後にはマッチコミッショナーからも絞られてるだろうし後日VTR検証などで間違いは指摘されているだろうな。

いつものビッグアーチという感じの負け方だった。前半の半ば過ぎに先制されて逃げ切られる。ここに遠征すると毎回毎回同じ試合展開で勝ちを手に出来ず帰ってきている。だからこの会場で早く勝ちたい。そう思って来年も行くだろう。そもそも自分がビッグアーチに行き出す前は結構勝っていたと思うのだがどうにも相性が悪い。

次こそ得点を、勝ち点を、勝利を。強く強く願って戦いたい。最後に笑うための第一歩を!