Winding Road

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2010J2第17節 柏×北九州

2010-06-14 | Jリーグ

今年初の日立台だったがあの雰囲気もホームの観客数もJ1時代と変わらず。唯一アウェーの客が少ない分観衆は減少したが。

去年までJ1の柏とJFLから上がったばかりの北九州ではどうしても埋められない差があった。それでも水原を中心とした粘りの守りで前半を0点に抑えただけでも北九州はよくやった。実際柏は前半だけで試合を決めるチャンスがあった。

ボランチの栗沢・大谷で止めて溜めて捌いての起点を作りサイドから攻め込む柏。特に左サイドの崩しが面白い。後ろも近藤・パクのCBコンビに右は小林と面子は揃っている。これでバックアップに村上・蔵川が控えている。

柏は去年のメンバーがそのまま引き継がれており、それに加えて生え抜きの若手が融合してきた。数年前に強かった頃のユース出身者が育ってきて戦力として成長している。フランサがいなくてもあまり違和感のないチームになってきた印象。

対する北九州。守備に追われる時間が長いからなかなかラインを押し上げて攻撃に出ていけなかった。宮川が前で孤立気味。中盤も守備中心で前に行けなかった。しかし柏の猛攻を前半から本当によく耐えた。後半に長谷川を入れてからは前線で彼がアクセントになってかき回し、ゴールに近付くプレーが増えた。全体を通してよく戦った。

柏は実に前半戦の3ヶ月を無敗のまま終えた。これはよほどの油断や慢心がない限りは来季のJ1復帰が濃厚と言っていいだろう。このチームがそのまま育ってきたときに5年後辺りに面白い存在になるかもしれない。