Winding Road

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09-10プレーオフ準決勝 東芝×サントリー

2010-01-25 | ラグビー

久しぶりに東芝らしい良い試合だった。実のところ、昨年末の味スタのイメージが強く残っていただけに多分サントリーが勝つだろうと思いながら会場に行ったのが本音。しかし結果は大一番での東芝の勝負強さが発揮された。

前半は押し気味の東芝。先制トライまでは味スタとは違うと感じられた。しかしこれでかえって開き直った格好のサントリーが立て続けに3トライを上げて7-21。これで今季の東芝はやっぱりアウトなんだと覚悟した。終了間際のサントリーのPGは失敗に終わり、どうにか2トライ2ゴール差のまま折り返し。結果的にはこの3点のマイナスが効いたのではないか。

後半開始早々に望月の独走トライで息を吹き返した東芝。サッカーで言えば0-2から早い段階で1点返したような感じ。これで一気に押せ押せ。逆にサントリーは受け身に回った。そのチャンスを東芝が逃すはずはなく。チョン蹴りから疾走した立川のビッグプレーで完全に東芝のための試合になった。

終盤のサントリーの猛攻をファールを犯しながらも耐えてゴールラインを割らせなかった東芝の粘り強い守り。モールで押し負けず相手にプレッシャーをかけ続けた。試合途中でサントリーのFWに押され気味だった時は3年前の決勝を懐かしく回顧したが、ここぞという局面では絶対に競り負けない。これが勝ち方を知っている東芝の強さ。

これで決勝は2年連続同一カード。今のトップリーグは3強。そういう意味では最も良い展開で決勝のカードが組まれた。開幕戦は三洋が勝ったが今回は全く別物。廣瀬も復帰予定で準備が整った東芝を、シルバーコレクターの色濃くなりつつある三洋が打ち破れるか。