Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

秋田豊引退試合 鹿島レジェンド×磐田レジェンド

2009-02-02 | 鹿島アントラーズ

かつての黄金カードが甦った懐かしくおもしろい試合で当時を思い出しました。秋田一人で敵味方含めてここまでの豪華メンバーが揃うのもさすが。こういう形での引退試合が出来るのは鹿島と磐田が一時代を築いた証拠。

前半の磐田の中盤はそのメンバー構成だけでも絶頂期を感じさせますがパス回しと攻撃の連動性もまた凄い。N-BOXは凄かったと再認識。あれで服部がいれば完璧でしたが。最後の名波・藤田の共演が見れて良かった。あのコンビは錆び付かないな。全体的に流してたけれど後半ロスタイムだけは福西や名波がガチで来たように感じてそれが嬉しかった。

そしてもはや引退試合には欠かせない役者中山。オフサイド判定に抗議したり前線から全力ダッシュでプレッシャーをかけにいったり、はたまた完全にGKと1対1になったのに秋田の戻りを待ってマッチアップしたりと色々見せてくれました。最後のメッセージもゴンらしくて素晴らしかった。

鹿島側は前半が引退組ばかりで足が動かず。サントスもマジーニョも老けた。マジーニョなんて頭が白髪混じりでしたから。一回だけマジーニョのチャント出来て満足ですが。それから喧嘩絡みで何かとネタにされた相馬さんが実はフル出場。解説業で現場を離れているのにお疲れさまです。しかし本田が『相馬もっと頑張れ』と言った途端の相馬コールは笑った。


後半は動ける現役を入れてきた鹿島が反撃。そこへまるで大逆転へのシナリオのような磐田の2点目。その先は秋田をFWに上げて攻めっぱなし。劣性の場面で投入される25番の野沢や26番の深井を見ると、彼らがああいう役回りをしていた時代が一番苦しくてタイトルが取れなかったとしみじみ思い出す。そんな深井も千葉に完全移籍。頑張って欲しいですよ。大きなブーイングに値する存在になってくれ。

終盤は秋田のハットトリックで沸かせて終わり。しかも最後に皆が見たいヘッドを見せてくれた。PKを止めちゃったりと洋平も何かと大変だったけど仕事はしてくれたかとw
仙台のキャンプ中にも関わらず駆け付けてくれた洋平には裏MVPをあげたい。

こうやって懐かしいメンバーが集うと久々の応援がまた楽しい。深井に隆行にハセ。特にハセのチャントは好きでしたから出来てよかった。久々に歌うと相変わらずの高音であれを現役時代は後半35分辺りにやってたんだから良く声出したなあと思った。

とても楽しくて良い引退試合でした。これだけのメンバーを揃えて盛り上げてくれたジュビロ磐田に感謝。ありがとうございます。かつて切磋琢磨しあった間柄から互いへのリスペクトが生まれる良い関係性。当時の鹿島vs磐田を誇りに思う。そして秋田さん、いつかまた鹿島に戻ってくるのを待っています。