Winding Road

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マイクロソフトカップ決勝 三洋電機×サントリー

2008-02-24 | ラグビー

会場に向かう道中から風が強くて参った。埼京線は止まってるし他も軒並み徐行運転。銀座線は順調に動いていたので何とかなりましたが、途中は内心ちゃんと着けるか少し心配でした。去年のファイナルが超満員だった事もあったので一応早めに出たので、充分に席が余っている段階で到着できました。

この強風が試合展開においても最大のポイントであり、両者の明暗を分ける結果になりました。前半も後半も風上のチームが主導権を取って押し込む時間帯が長く続きました。サントリー最大の勝因は風下の前半を僅か3点差で凌げたこと。 風下で耐えて風上で逆襲する、終わってみればサントリーの狙い通りのゲームプランが決まった格好となりました。

三洋は頼みの綱のトニー・ブラウンがサントリーの効果的なタックルに潰されてBKへのスムーズな展開が出来ず、北川は全く生きませんでした。サントリーに研究され尽くして攻撃パターンを封じられました。それとサントリーは相手のラインアウトも完全に研究してきていて、三洋はマイボールをことごとく失う結果に。去年の決勝もそうだったけど、相手のラインアウトを研究させたら右に出るものはいないくらいサントリーは見事です。


結果として先週の準決勝と同じ事も、去年の決勝と同じ事も起きずに終了。去年と同じ轍を踏まず、今年の選手紹介のPVに「2007.2.4」を敢えて使い、あの敗戦から這い上がって頂点を極めたサントリーには心から拍手を送りたい、素晴しき勝者です。昨年の決勝戦の経験がここで生きたのでしょう。それと一発勝負においては三洋に比べて一日の長があったのも確かです。しかし三洋の強さ、リーグ戦を史上初めて全勝した記録もまた見逃せません。

試合終了後は即席を立って千駄ヶ谷方向へ徒歩で。すぐワンセグでフェブラリーSの結果をチェック。やはりヴァーミリアンか、距離とか関係なかったな。しかし2着にブルーコンコルドとは古豪を侮っていた。自信を持って無印にした有力馬の一頭・ドラゴンファイヤーが来なかっただけが救いかな。そんなこんなで国立競技場を横目に見ながらの帰路。さあ来週はここだ、3月からはいよいよサッカーモードに突入です。