Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

極上の勝負~トップリーグ最終節~

2008-02-09 | ラグビー
雪の降り出しが遅くてよかった、今日こそ開催しないと大変だし、極上の熱戦が悪天候になる前で良かったです。例によって今日も極寒だったけど、そこは防寒で凌いで何とかなりました。先日の日本×チリに比べれば耐えうる寒さと言えます。



第一試合 NEC×三洋電機

この試合は良からぬ思惑を抱いて三洋寄りの視点で観戦しましたが、そういう点を抜きにしても三洋は強い。攻撃の破壊力は圧巻でした。パス回しのスピードが他チームよりも2テンポ位早いから、勢いに乗って攻めて来た時は止めようが無い。そこにブラウンの正確なキックが絡み合うから厄介な事この上なし。攻めさせたらどこが相手でも呑み込んでしまいます。

ただ後半の頭、NECがトライを取った前後などはやや押し込まれる時間帯もあったので、必ずしも隙がないわけでもないように感じます。穴が一つも無いチームなんて無いですし。さて来週、東芝は0-41の借りを返せるだろうか。不安だけどここまで来たらやってもらわないと。



第二試合 サントリー×トヨタ自動車

レギュラーシーズンの最後に壮絶な戦いが見れました。

前半だけ見たら、清宮監督の作戦で今日は力を温存して負けておけ、という事なのかと思わせる試合内容。しかし後半のサントリーの逆襲は見事。流石はサントリーだなという内容でした。

クライマックスは何と言ってもホーンが鳴った後の実に10分以上もの熱戦。
(ロスタイムが無いから、あの時間帯を何と表現したらよいのだろうか)
JリーグにVゴールがあった頃を思い出しましたね。どちらも同点で終わりたくないからタッチに切らず、普通ならキックで逃げるようなところでパスを繋いだり、あり得ない遠さからサントリーが2回もPGを狙ったりと(両方届かなかったけど)、勝負に拘る姿勢がモロに伝わってきました。

最後は抜け出したかに思われたトヨタの岩本の足が惜しくもラインに掛かってしまいノーサイド。しかしある意味ではドローで終わってよかったかもしれません。両チームは来週、再び対戦するわけですから決着は翌週にて、という「To be continued」のストーリーが出来上がったのです。(清宮風に)
こりゃ来週のトーナメント1回戦が面白くなってきたな。