ゆるゆる自然食Life

純喫茶・自然派カフェ・無添加食材等を綴っています。国内生産者さんを応援したく家ごはんは可能な範囲で国産食材を☆

そよや江戸端喫茶室(江戸川橋・神楽坂)

2023年05月15日 | その他東京23区内

今回は、インスタを見て下さっていた方からダイレクトメールをいただき、
スタッフさんからご依頼いただいた形での訪問記事です。
※インスタでは投稿済。文章はインスタから転記した部分もあります。

今迄も何度かそういった取材のようなお話はあったのですが、日程的な都合等で辞退してきました。
今回は古民家カフェということでググっと来たので^^;

場所は東京都文京区、私の出身地。
でも当時はあまり土地勘のなかったエリア・文京区関口です。
最寄り駅の有楽町線江戸川橋駅も、十年以上前に姉と三回くらい椿山荘、あと鳩山会館、自然派カフェへ行く時に降りたくらいで、この十数年でまだ六回目くらい。
しかも今回お邪魔するカフェは、そちらとは逆方向の地蔵通り商店街にありました。

大きめの道路・江戸川橋通りから入った入口に、子育て地蔵尊があります。



通りはこのような感じ。


子育て地蔵尊から歩いてすぐです。
右手に淡いピンク色の建物が見えてきます。


戦後すぐの、商家建築風の建物です。
この淡いピンク色の昭和建築は、都内でも時々見かけます。
当時の流行りのひとつだったのでしょうか。





建物は大家さんにより
「小日向31番地」と名付けられています。
※このあたりは昭和42年の住居表示実施まで
「小日向」だった。



こちらは75年程前に建てられた戦後の建物ですが、
長い間空き家化していたところを(株)ユニーク工務店・リレーションシップの方々により4区画にリノベーションされました。

現在、1階手前はイタリアングリルと奥に美容室、
2階を喫茶室(レンタルスペースとしても運営)、
そして1部屋は賃貸住戸として使われています。
















では玄関で靴を脱いで、
2階の喫茶室「そよや江戸端」さんへお邪魔します。




要所要所に建築当時の名残りが残されています。


ここはお手洗いだったそうで、豆タイルがありました!





窓際の明るい部屋と、照明を少し抑えた奥の部屋と分かれており、用途に合わせて使い分け出来そうです。
また椅子席と座敷席とどちらもあるので、膝が悪い私はもちろん椅子席へ。
どちらもゆったり過ごせます。
まず奥のお部屋から。








この部分が好みで何枚も撮りました。










椅子のビスがよい~♪



調度品や家具はリサイクル品で、お知り合いの引っ越しや古民家の解体等で引き取ってこられたものだそう。
キレイに仕上げてらっしゃいます。





あの青い椅子のところに落ち着きました。

4月初め水曜日の14時頃。
お邪魔してしばらくは貸し切り状態で、あちこち細部まで撮らせていただき
スタッフさんからもお話を聞けました。





このチェストカッコいい!
上部の飾りがオシャレ!






鍵穴もかわいい^^


こちらは「private」スタッフさん用スペース。
かつての扉がそのまま使われています。






那智黒石かな。









和風建築ならではの飾り窓も。
物が置いてあったのですが、スタッフさんがよけてくださいました。

そしてここから窓際のスペース。

横画像。
画像は反射を抑えるため、少し暗く加工してありますがもっと明るいです。
縦画像 ↓




角度を変えて。



これまた歴史的価値のある箪笥が。






アンティークグラスがたくさん。




端切れを張り合わせたような椅子。こういうの素敵です。

















欄間も残されています。














和風建築の、昔ながらの造りがあちこちに残されています。


このスイッチも昭和ならでは。
マイナスネジは戦前の特徴らしいですが、戦後も当初はまだ使われていたようです。



ここは船底天井っぽい。



リノベーションカフェというと、改装され過ぎて今風になってしまうところも多いけど(壊すよりずっといいけど)
こちらは昭和戦後の建物の良さや造り、風情を可能な限り活かし、今に伝えてくれるカフェでした。

そして、食べたもの飲んだもの、食材の紹介です。

週がわりご飯

行った日は「二種の鶏肉丼」でした。
山椒と大葉がアクセントの美味しい鶏丼!
ごはんの量も女性でちょうどよいです。

ちなみにいただいた席は奥の和室ですが撮影には暗かったので、窓際の方に持って来て撮らせてもらっていよいか聞きました。
スタッフさんも快諾。
他にお客さんもおらずミニ取材という形だったので出来たことで、普段は座った席でしか撮りません^^;




デザートは新作ということで
「そよやのクリームあんみつ」をいただきました。

鎌倉小町通りの鎌茶屋さんの手作りアイス2種が乗っています。
あんこは甘過ぎない粒餡。




飲み物は甘酒ラッシーを。

もったりしてるので太いストローで。
食べる甘酒といった感じで毎日飲みたい美味しさでした!
朝に飲みたい。


奥の和室の方でも撮影。
そういえば、食器は欠けたら金継ぎ等しながら使い続けているそうです!


食材について
米は新潟県産コシヒカリ、
その他食材は地域活性を視野に、この建物がある地蔵通り商店街から仕入れてらっしゃいます。

肉→鈴木精肉店
かつお節→山根商店
コーヒー豆 →JIZO カフェ
あんこ 煎餅→浪花屋、喜作
上生菓子→神楽坂清水
お餅・あられ等→神楽坂プリュス
抹茶→目白 福本園
北欧シナモンロールとピザ→つむぎパン
クッキー→Organic Natural Sweets NICO

その他、 ご縁ある日本各地の安心安全な食材を使用しています。

手作りアイスクリーム →鎌倉市 「鎌茶屋」
味噌・甘酒→北陸唯一の種麹店「石黒種麹店」
季節の果実ラズベリー→千葉県いすみ市 「ありがとSUN農園」
季節の果実柚子→お庭の木
有機ほうじ茶→熊本県 「桜野園」
和紅茶→静岡県 「水車村」
りんご酢→世田谷区 「いちりんご」

メニューの一部です
●週がわりご飯950円
→ミニ豚汁セットにすると1,350円
●豚汁定食彩り小鉢付き1,000円
※1日10食限定のお食事
●定番のお食事
石巻シリーズ
石巻金華鮭切身茶漬け副菜付き900円
石巻金華 和風スープ牡蠣カレー
副菜付き1,200円
等々

ドリンクは珈琲、和紅茶、抹茶、ほうじ茶はもちろんフロートやソーダ系もありますし、デザートは上生菓子、カッサータ、ゼリー、スコーン等々幅広く、そしてアルコールも充実しています。

この、リーフレットに載っている手書きのメニュー案内が素敵でした。





なんだかいつまでも見ていたい絵です^^

メニューそのものは冊子で置かれています。









この日、マスク越しでも笑顔が伝わる素敵な女性にお話が聞けました。
スタッフの皆様、ありがとうございました!


オマケ画像☆建物の裏手にあった井戸ポンプ。




そよや江戸端喫茶室(喫茶そよや)

東京都文京区関口1丁目5 6-C
有楽町線・江戸川橋駅から徒歩5~6分
東西線・神楽坂駅から徒歩9~10分
11:30~19:00(L.O18:30)
金・土のみ11:30~21:00(L.O20:30)
定休日火曜日