また素敵な純喫茶が長きにわたる営業に幕を閉じます。
初訪問ではランチタイムを過ぎた時間でも満席で、内装の写真が撮れませんでした。
池上は乗り換え2回ですが、時間はかからないのでまた来よう・・なんてちょっとノンビリしていたら突然閉店の情報が
あわてて再訪しましたが、仕事の都合上ギリギリになってしまい、もう明日が閉店日です
それでも記録に残しておこうと思います。
珈琲&食事 十三画
東急池上線・池上駅から徒歩10分くらい。
住宅街に馴染み過ぎる外観で、あまり知られていなかったようです。
※インスタのフォロワーさんで、ご実家がすぐ至近の方も知らなかったと言っていました。
私もグーグルマップ上で知ったのは、1年位前だったと思います。
それまで何度も池上へはレトロ散策で来ていたのになぁ・・
開店直後に入店!
ちょうど開店時間に着くように、駅のベンチで少し座って待つという、気合の入れよう。
(ちょうどよい電車がなかったので)
この外観からは想像できない素敵な空間がこちら。
※開店直後、許可をいただいて撮影。
※この20分後位に満席になりました。
丸窓の真ん中をあえて壁にして三連のライトを設えた窓、
いえ、壁を半円にくり抜いて縦にして・・ うーーんうまく表現できない!
大きな丸窓のある純喫茶はありますが、ちょっと違う。
東京では、ほかに例を見ない独創的な窓です。
似たようなデザインがあるとしたら、大阪とか京都の純喫茶にありそう。
カウンター周りも素敵です。
カウンターの椅子のところの腰壁?と床の模様が同じで、続いている感じなんですよね~
椅子のビスもいい。
ビスを打った椅子は純喫茶やレトロな食堂、古い町中華でよく見ますが
もう少なくなりました。
ビスもよいけど、この椅子、背もたれの裏側に模様があるのがオシャレ!
この三連ライトも本当に素敵。
LEDじゃなかった頃を見てみたかった。
混んできたので、カウンターに移動。
ママさんやスタッフさんは「ごめんなさいね~」とおっしゃってくれましたが、
このライト近くで撮りたかったのでOKです!
天井のライトも、昔は何か装飾があったと想像します。
そして、初訪問の時からとても気になっていたのが入口のこの造り!
アールをふんだんに使った造作。
これ、庇のように外でなく内部に作ったのがまた独創的。
いや~すごいな。
純喫茶って、本当に個性があってそれぞれに魅力がある。
それは古さの味であったり、渋みであったりゴージャスさであったり、壁の装飾に凝ったりと色々。
チェーン店や新しいお店には絶対に出せない、歴史を重ねたものだけが醸し出せる雰囲気。
床の模様がちゃんと撮れなかったけどレトロ具合は伝わるかなぁ?
お手洗い方面のアーチや古いエアコンもよき。
ドアまでアーチ!
そして、再訪時は念願の生姜焼きライス(少な目でオーダー)。
味噌汁には落とし玉子も入っています。
こんがり焼けてて美味しい!
ランチにはセットで珈琲が付くのですが、単品で珈琲フロートをオーダーしたら、
ランチの珈琲に単品のアイスを乗せてくれました。
ママさんが、そしたらランチにアイス代だけで、ちょうど1000円になるからって。
(ランチとフロート単品だとおそらく1200円くらい)
もうこの空間にいられるだけで嬉しくて、値段なんてどうでもよかったけど、ありがたくそうさせて頂きました。
レモンの模様がレトロかわいいグラス!
クリームソーダの方がばえたかなぁ^^;
反対側からも。
ちなみにアイスも少なめにしてもらってます。
こちらは初訪問時、生姜焼きが売り切れだったのでピラフを。
こちらも美味しかった。
ドリンクを飲んだ記憶と写真が無いのですが、多分ホットコーヒーだったかな^^;
そして最後は、、、
ママさんが、直筆の閉店のお知らせを下さいました。
1枚1枚手書きだそうです。
元CAさんでいらしたという、感じよくテキパキと仕事をこなす美人ママさん。
忙しくても笑顔を絶やさず話しかけてくれるスタッフさんたち。
長い間お疲れ様でした。
美味しいごはんと素晴らしい空間、素敵な笑顔をありがとうございました!