ゆるゆる自然食Life

純喫茶・自然派カフェ・無添加食材等を綴っています。国内生産者さんを応援したく家ごはんは可能な範囲で国産食材を☆

9/30閉店☆珈琲&食事「十三画」(大田区池上)

2022年09月29日 | その他東京23区内



また素敵な純喫茶が長きにわたる営業に幕を閉じます。
初訪問ではランチタイムを過ぎた時間でも満席で、内装の写真が撮れませんでした。
池上は乗り換え2回ですが、時間はかからないのでまた来よう・・なんてちょっとノンビリしていたら突然閉店の情報が
あわてて再訪しましたが、仕事の都合上ギリギリになってしまい、もう明日が閉店日です

それでも記録に残しておこうと思います。


珈琲&食事 十三画




東急池上線・池上駅から徒歩10分くらい。
住宅街に馴染み過ぎる外観で、あまり知られていなかったようです。
※インスタのフォロワーさんで、ご実家がすぐ至近の方も知らなかったと言っていました。
私もグーグルマップ上で知ったのは、1年位前だったと思います。
それまで何度も池上へはレトロ散策で来ていたのになぁ・・






開店直後に入店!
ちょうど開店時間に着くように、駅のベンチで少し座って待つという、気合の入れよう。
(ちょうどよい電車がなかったので)



この外観からは想像できない素敵な空間がこちら。





※開店直後、許可をいただいて撮影。
※この20分後位に満席になりました。

丸窓の真ん中をあえて壁にして三連のライトを設えた窓、
いえ、壁を半円にくり抜いて縦にして・・ うーーんうまく表現できない!
大きな丸窓のある純喫茶はありますが、ちょっと違う。
東京では、ほかに例を見ない独創的な窓です。
似たようなデザインがあるとしたら、大阪とか京都の純喫茶にありそう。










カウンター周りも素敵です。
カウンターの椅子のところの腰壁?と床の模様が同じで、続いている感じなんですよね~









椅子のビスもいい。
ビスを打った椅子は純喫茶やレトロな食堂、古い町中華でよく見ますが
もう少なくなりました。





ビスもよいけど、この椅子、背もたれの裏側に模様があるのがオシャレ!






この三連ライトも本当に素敵。
LEDじゃなかった頃を見てみたかった。



混んできたので、カウンターに移動。
ママさんやスタッフさんは「ごめんなさいね~」とおっしゃってくれましたが、
このライト近くで撮りたかったのでOKです!



天井のライトも、昔は何か装飾があったと想像します。











そして、初訪問の時からとても気になっていたのが入口のこの造り!


アールをふんだんに使った造作。
これ、庇のように外でなく内部に作ったのがまた独創的。




いや~すごいな。
純喫茶って、本当に個性があってそれぞれに魅力がある。
それは古さの味であったり、渋みであったりゴージャスさであったり、壁の装飾に凝ったりと色々。
チェーン店や新しいお店には絶対に出せない、歴史を重ねたものだけが醸し出せる雰囲気。


床の模様がちゃんと撮れなかったけどレトロ具合は伝わるかなぁ?



お手洗い方面のアーチや古いエアコンもよき。
ドアまでアーチ!

そして、再訪時は念願の生姜焼きライス(少な目でオーダー)。
味噌汁には落とし玉子も入っています。

こんがり焼けてて美味しい!


ランチにはセットで珈琲が付くのですが、単品で珈琲フロートをオーダーしたら、
ランチの珈琲に単品のアイスを乗せてくれました。
ママさんが、そしたらランチにアイス代だけで、ちょうど1000円になるからって。
(ランチとフロート単品だとおそらく1200円くらい)

もうこの空間にいられるだけで嬉しくて、値段なんてどうでもよかったけど、ありがたくそうさせて頂きました。


レモンの模様がレトロかわいいグラス!
クリームソーダの方がばえたかなぁ^^;

反対側からも。

ちなみにアイスも少なめにしてもらってます。

こちらは初訪問時、生姜焼きが売り切れだったのでピラフを。

こちらも美味しかった。
ドリンクを飲んだ記憶と写真が無いのですが、多分ホットコーヒーだったかな^^;

そして最後は、、、



ママさんが、直筆の閉店のお知らせを下さいました。

1枚1枚手書きだそうです。
元CAさんでいらしたという、感じよくテキパキと仕事をこなす美人ママさん。
忙しくても笑顔を絶やさず話しかけてくれるスタッフさんたち。
長い間お疲れ様でした。
美味しいごはんと素晴らしい空間、素敵な笑顔をありがとうございました!