芸術は真実を、模写したものではない。
しかし、物作りは出来たものが
インチキであっては ならない。
2015年9月25日 05時00分
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)によるディーゼルエンジン車の意図的な排ガス規制逃れが、米国だけでなく欧州にも広がった。ほかの大手メーカーを疑う声も上がり始め、自動車業界全体を巻き込んだ騒動になりつつある。
「何が起きたのか突き止めるため、VWと懸命に作業を続ける」。独メディアによると、VWが欧州での不正も認めたと明らかにしたドブリント独運輸相は24日、徹底解明にあたる姿勢を示した。
VWによると、不正の可能性がある車は「EA189」というエンジンを積んでおり、全世界の約1100万台(日本市場はゼロ)が対象だという。
すでにドイツ以外でも、フランスやイタリアなどがVW車などを調査する方針を示している。欧州委員会からの調査要請を受け、ほかの欧州各国も調査に乗り出すとみられる。
VWのマルティン・ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)は23日、不正への関与を否定しつつも辞任の意向を表明。VWは25日に後任人事などを決める予定だ。欧州メディアによるとグループの独高級車メーカー「ポルシェ」のマティアス・ミュラー社長らの名前が挙がっている。
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謹厳実直、叩いても壊れない。
それが、ドイツ車の確固としたイメージだった。
このブランド・イメージが見事に粉砕された。
クリーンディーゼルは、おとぎ話であった。
当ブログの管理者も、二十年ほど前には経済性を重くみて、ジーゼール車を乗っていたときがある。ところが馬力が出ない。観光地の山岳道路で、もたもた走る。後続車に迷惑をかけまいと、アクセルをふかせば、もうもうと黒煙を吐き出す。
フォルクスワーゲン(VW)は、ここ十年ほどで売り上げを倍にも増やしている。
その秘密の一つが、エンジンにあくどいカラクリをしくんで、排気ガスの汚染物質濃度を誤魔化すことだった。理知的な国民性は、数字に弱いのか。コロリと欺されてしまったのか。それとも日本製のハイブリッドエンジンを、買わずに済ませたかったのか。
東京都では ジーゼル車の乗り入れ禁止を、石原都知事の時代に実現している。
自動車走行は発進停止を頻繁に繰り返す。
ガソリンは着火しやすく、瞬時に大きなトルクを発生させる。
ところが軽油は燃えにくく、大きな発進力を得にくい特性がある。軽油はその、より複雑な分子構造から、トータルとしてのエネルギー・パフォーマンスは大きい。ならば幹線高速道路などで大量に物資を運ぶ、大型トラックとか船舶用のエンジンに向いている。
英国の伝統的な自動車会社は、ゼ~ぇんぶ売り飛ばされてしまった。ドイツの有様は、世界の先進工場地帯ということで、構造改革のお手本と云うことだったのか。
その英国も独逸も今では、金貸しの旦那衆に母屋まで奪われてしまって、良いように弄ばれている。
わが郷では何度も書いてきた。
株式市場依存の資金調達方法が、「先進国(嗤)」 の経済を劣化させてきた。
金融の都合から云えば、自分らの経済分析の判断と リスクを必要としない。そのような株式市場依存型の資金調達システムは、二代目三代目の世襲とか、天下り官僚の能なしにとっては、きわめて便利な金融システムであった。そして、この金融の最大の欠陥は、儲かっている企業にさらにカネを融通する。それと株から資金を調達すれば、企業の支配権がズルズルと投資家、ほんとうは大口投資家である金融とか、保険屋などの機関投資家の手に落ちる。
ところが、このシステムを国家規模あるいはユーロ圏などの大きな地域経済を、俯瞰してみれば欠陥が明々白々なのだ。
何故に、このような中学生程度でも判ることが、見えなくなってしまったのか。
1970年の後半あたりから、ケインズなどの国民経済学、つまり広域経済を俯瞰して分析できる経済管理思考が、意図的に排除され軽視されてきた。つまり、大学などの経済学が、株屋の思惑でねじ曲げられて、盲にさせられた。
西欧の政府首脳が、日戦争勝利 70年記念行事に参加しかったのは、日米の不参加決定に阿てのこと。コストカットで企業利益を最大化させる。その為には支那などの行進国で生産させる。この利益偏重が経済の空洞化を生んできた。このことへの反省があった訳ではない。
知ったかぶりで手を出すと、とんでもないことになる。
経済学はきのこの山。
毒もあれば、美味でおいしいものもある。
酒といっしょに食べれば、体によくないキノコもある。
独逸自動車業界には、キノコの毒が蔓延していた。
あとになって猛毒が、突然発症してとんでもないことになる。
そのようなキノコもあるのだ。
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国内向けに都合の良いエピソードだけつまみ食いし、独自の編集が働いてしまう
インターネット検索しそこから理解出来るもの読みたいものだけ選んで後はなかった事にする
同じ考えを人間同士が簡単に結びつき過激な方向に進む事が多い
その典型例は外務省出身者がユダヤ陰暴論を元に書いた反米本です
彼らは根拠のないユダヤ陰謀説を信じて資本主義やアメリカの問題をユダヤ人に押し付けるのか
こういう人達は都合の悪い事は全て外部の責任にして処理する他人に責任を押し付けるのは簡単です
自分が信じたいものが正しいとは限らないジジイは頭が固いから切り替えるのが苦手
都合の悪い事なかった事にするカルトジジイの事批判されてるぞ