小生が神楽坂に住んでいたころなので、
もう、40年ほども昔のこと。
近所の映画館で、ヤクザ映画を見たことがある。
見終わって、そとに出ると昼の光がまぶしい。
その時の自分の顔は、菅原 文太 みたいな
気分になっていた。
男どうしの絆を銀幕に体現した高倉健と菅原文太 【nippon.com】
四方田 犬彦【Profile】 社会 文化 [2015.01.05]
ヒーローとアンチヒーローの連なる死
日本では人の死というものは連なるものである。とりわけひどく近い場所にいて、互いの個性が逆に相手方の存在を照らし出すといった二人の人物の片方が亡くなると、あたかもそれに導かれるようにもう一方も亡くなってしまうといったことが、しばしば起きる。若松孝二と大島渚の場合がそうだった。戦後日本社会の偽善を批判してやまない若松が交通事故で逝去(2012年10月)すると、それから二カ月も経たないうちに、大島も現世に別れを告げた。それは彼らが製作者と監督という立場で、映画史に残る『愛のコリーダ』を作り上げてから、37年後のことだった。
高倉健と菅原文太が先の11月に相次いでこの世を去ったときにも、わたしは同じことを思った。彼らは半世紀ほどの長い俳優人生にあってさまざまな役を演じたが、とりわけ無法者を演じたときに、誰にも追随できない個性を発揮した。年齢的には高倉健の方が菅原文太よりも2歳上で、したがって映画界でのデビューも早かった。というより菅原文太は主役の座を得るまでに、長い屈折した下積み期間を体験しなければならなかった。二人は東映という同じ映画会社の専属であり、そこではもっぱら前科者のヤクザの役を得意としていた。もっともその雰囲気は対照的であった。高倉健はヒーローであり、菅原文太はアンチ・ヒーローだった。
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スカッと気分をするために、あまり観ることもない、その手の映画だった。
でも映画館を出るときには、文太兄イのような歩き方になっている。
連合赤軍が世間を騒がせて、もう学生運動のイメージは壊されてしまった。
それに沖縄も帰ってきた。
もう、まあ良いか。
と言うような気分になって、運動からは足を洗い、小さな会社をやっていた。
あの頃を思い出しても、ヤクザ屋さんになんぞは、滅多に出会えるものではない。学生のころ、アルバイトではなくて正職として、キャバレーのボーイをしたことがある。けっこう大きな店で、客席が 300ほどはあっただろうか。そのだだっ広いホールの隅っこで、菅原文太のような髪型をしたおじさんが、いつもぽつねんと飲んでいた。先輩の同僚に聞けば、どっかの組から来ている用心棒なのだそうな。これが、いつか書いたことだが、役に立たない。まるで尖閣諸島防衛に於ける、米軍のようなもの。いつだか若いアンちゃんが騒ぎを起こした。定席に居るはずの「用心棒」さまは、いつの間にか消えてしまって、いない。
とにかくボーイの同僚が何人も集まって、騒いでいるアンちゃんを取り囲む。
なかには膝蹴りを喰らわせたりする同僚も居る。
それで件のお兄さんを温和しくさせて、店の外の道路に放り出した。
やっぱり、お店の自衛は、店の者がするしかない。
そもそもが、世界最大の暴力団が、アメリカ軍だとの認識もある。9.11の大それた事件を、世界の片田舎アフガニスタンの、テロリストだかが出来るハズもない。此の世の中は、まるで映画のシーンが連続して出来上がっている。そう、架空のイメージででっち上げられている。マスコミがその適当なイメージを作ってきた。だが、アメリカでは、9.11あたりから現実の識者の間では、この捏造神話が壊れてきた。こうした空気の中で、反軍をポーズしたトランプ氏が大統領選で勝利した。選挙のためならば、カッコ良いことも云う。尖閣諸島に公務員を常駐させる。ナンテ話しもあった。トランプ政権下では、原子力空母打撃群とかを、アッチへやったりコッチへ引き回したり。それで今度は、北朝鮮と会話をするのだという。とにかく、現実の政治の方が、小説や映画よりも、奇々怪々なのだ。
映画の世界では、男の中の男が、スカッとカッコ良く人生を燃やしている。
そして、現実のヤクザさんは、
たとえば、左近尉が遭遇したのは、家屋敷を担保に取られて、最後に競売され。そして、家を出て欲しいと言いに来たのが、自称は不動産屋の、穿ってみればヤクザであった。どんな銀行だって、やっぱりヤクザを飼っている。三井住友だとかは、ヤクザさんに乗っ取られたのか。それで、チンピラヤクザが作った、高利貸しでの社会混乱。その後片付けを、マチ金を取り込んだ大手銀行にさせている。とにかく、ヤクザと金融とは切っても切れない、腐れ縁なのだ。北朝鮮は、やっぱり、イメージ的にはヤクザな国家。これが知る人は当たり前に知っている。ユダヤのイスラエルとは、ツーツーレロレロ。なので、北朝鮮危機なんて言うのは、映画館での白日夢なのだ。熱くなれる人は幸せなのだろう。
さて、まとまりが無くなってきたが、もうそろそろ幕を下ろさねば。
最高度に発展した資本主義が、帝国主義の各国列強だ。などと、レーニンは帝国主義論の中で語っている。
それに呼応するように、現代のアメリカ経済は、軍事と金融それに不動産業に絡ませる。こうして、アメリカはドンドンと 『映画』 の中に入っていく。
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