我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

バランスシート不況

2009年09月27日 | 記事紹介

 

http://www.h5.dion.ne.jp/~hpray/shakai/keizaimondai/riron-seisaku/koo/koo-hukyou.htm

(^_^;)記事の一部抄出紹介です。 

 

● 「不況」の原因 

*「バランスシート不況」

 リチャード・クー氏は、現在の不況の原因は「バランスシート不況である」と言っています。
 不況というのは一般的に、需要に対して供給過剰の事態をいいます(たしか・・・)。需要が減少して不況となる場合も、供給過剰で不況となることもあるでしょう。
 需要は大別して、企業が商品を生産するときに必要となる需要(商品の原料への需要や設備投資を行う場合の需要など)と、個人が消費してしまう需要とに分けられます。

 クー氏は、個人消費はこの10年間ほぼ横ばいで、「それ以前のように大きく伸びてはいないが、大きくおちこんだわけでもない」と言っています。つまり、個人消費の減少により不況となったのではないと言います。
 では、「この10年の間に、何が起きて景気がこんなにも弱くなってしまったのか」と問いかけ、それは企業の需要が大幅に減少したからだと言います。

 「非金融企業(一般の企業)は、10年前はGDPで10%、すなわち毎年50兆円ものお金を借りて新商品開発、設備投資、不動産投資といったいろいろな分野に投資をしていた」、「ところが、10年後の今、非金融企業の行動は、・・・借金を返済している」。「1990年に50兆円お金を借りていた企業が、この時点では20兆円の借金返済をしていたことになる」。「70兆円も法人需要がなくなってしまったわけである」。「GDPで14%分もの需要がなくなれば、日本経済が不況になるのは当たり前のことなのだ」。

 クー氏はこの本の中で、企業は借金返済に追われてきた。企業の需要が減少する中で実施されてきたこれまでの景気対策は、日本が大恐慌に陥ることを防いできた。そして今、企業のバランスシートは改善してきた(負債を返済してきている)。そして、人々が借金を返済して安心する程度になるのは、2003年くらいではないかと指摘しています。(この本は2001年出版)

(^_^;)紹介終わりです。

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