うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 拳銃立て籠り事件

2007-05-19 06:04:55 | 怒り
            サットって何んだ!

 事件が29時間ぶりに犯人逮捕で解決したことを知る。17日午後3時45分ごろ発生した事件を、延々一昼夜費やしての解決とは、恐れ入ったものである。おまけに第一報で駆けつけた警官が撃たれ、救出されたのが5時間後のことである。悲劇はこれに留まらない。サットの若い警官が撃たれて死亡している。妻と生まれて間もない愛児を残しての無念の死である。涙を禁じ得ない、何たる蛮行か。それなのにである、この惨事を収束するのに29時間も要したのは、いかなる理由によってなのか、警察上層部の早急な説明が欲しい。
 何よりも負傷した警官を、5時間も放置して救出出来なかった明解な理由を聞きたい。仰向けに倒れ、片手を振って元気を誇示する姿がテレビに映しだされる。その健気な姿がかえって痛ましい。警官は54才、決して若くはない、たとえ命に別状ない負傷とわかっていても、早期救出の手だてはなかったのかと問いたい。また殉職した警官は救出時に犯人の発砲によったものだという。それなら一層救出を急ぐべきではなかったのか。
 救出にかかると身動き出来ずに横たわる警官が、さらに撃たれる恐れが生じるという報道も聞いた。それなら放置していても危険な状況には変わりはない筈である。特殊部隊はそのために、普段から訓練を重ねているのではないのか、高性能な武器や器具も開発常備しているのではないのか。酷な言い方かもしれぬが、テレビに映る隊員の姿は、ただ右往左往しているとしか見えない、あたしには。
 浅間山荘事件、東大安田講堂攻防戦の教訓はいかがしたのか。素人の意見と一蹴されても一言言いたい。ブルトーザーに鉄板を溶接して待機させ、催涙弾閃光弾を一斉射撃し、加えて放水車で放水し、一気呵成に突入すべきであったのだ。同僚が一人死に、一人撃たれて無残にも犯人の銃口の前に仆れているのである。犯人の家族は撃たれたが、病院に運ばれ手当てを受けている。なにも家族に当るわけではないが、その落差が苛立たしいのである。そんな事態が悲しいのである。
 それにつけてもどうも警察の対応がしっくりとしない。犯人の説得、無傷での確保、それがあまりにも前面に出過ぎているのではないのか。生ぬるい対応が次々とこの種の事件を生んでいるような気がしてならぬ。なによりも暴力男が、一気に警察力によって打ちのめされるのをあたしは望む。
 ところで通称のサットとは、サット事件を解決する意味を含んでいるものと、あたしは思いたい。今度の事件の対応を見る限り、再び酷な言い方をするが、上にモをつけたほうがよろしいのではないか。

 最後になりましたが、林巡査部長のご冥福をお祈り致します。と共に木本巡査部長の一日も早いご回復を念じます。


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2 コメント

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Unknown (志村 建世)
2007-05-19 09:50:16
専門家はとっくに考えたでしょうが、クレーンで鉄板を立てかけて玄関側の窓をふさぐ程度のことは出来なかったのかと思います。
 血気盛んな隊員も多いでしょうが、武力の行使を最低限にするのは、平和憲法の精神でしょうか。
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Unknown (うたのすけ)
2007-05-19 10:21:44
志村さんもクレーン云々、そのようにお考えですか。
悲運な被害者がいます。武力の行使を最低限にということは必要ですが、凶悪人の排除は迅速確実であらねばと思います。
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