かけ落ちとはまた古風な
それも仕出かしたのがナント中学生、八百屋お七も真っ蒼といったところでしょうか。時は昭和48年7月、場所は大阪府大東市であります。その大阪の中学2年生の男女が親に交際を止められて家出と相成りました。
自転車を相乗り、野宿しながら100キロを駆け抜けフラフラになってたどり着いたのが和歌山県有田市。そして海南市へ。そこの新聞販売店に「働きたいので使って欲しい。その前に食べ物が欲しい」と言い落ち着かぬ様子がありありです。それで店側が警察に届け出て保護され一件落着であります。
2人は15日正午1時ごろ、2千円を持って家出。途中、堺、和歌山市内で野宿し、さらに有田市の小学校などで2晩過ごします。19日には金もなくなり、飲まず食わずで海南市にたどり着いたわけです。2人の持っていたノートには「死にたい」という意味の言葉がぎっしりと書かれていたということです。
間一髪の保護だったのでしょうか。それにしましても働きたいという意力は見上げたものであります。その意力が幼い2人を救ったのかも知れません。
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