日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

老後のお金の不安を解消する社会保障

2009-01-29 | Weblog
「景気悪化、20代、30代に影。結婚できない、3人目産めない…」

昨日の日経新聞に特集が組まれていました。この時期にこの意識調査をすれば、結婚や出産でネガティブな結果が出ることは想定できます。

でも、結婚や出産は時期があるので、不景気を理由に自分の望む人生設計をあきらめるのはとても残念なことです。

この調査結果はもちろんこどもの教育費負担もあると思いますが、最終的には老後不安、年金不安が背景にあると思います。年金の給付は受け取り時期を後ろにされたり、受給額を減らされたり。一方、保険料は上がる一方。これでは不安は増すばかりです。

ここは一つ、老後不安を和らげる社会保障制度を作ったらどうかと考えました。

老後資金の難しいところは、自分が何歳まで生きるか?医療費がどのくらいかかるか?にあります。

ですから、例えば80歳になったら国が最低限の生活は保障してくれるという制度を作ったらどうかと思います。80歳になったら医療費・介護費タダ、年金額アップ(現在、年金だけでは生活できない方が多いので)。

そうすれば、老後資金の準備は80歳を目処に立てればいいわけです。お金を安心して使うことができます(→消費アップ)。民間の医療保険だって終身タイプでなく、80歳までにすれば少しは安くなるでしょう。かつて70歳以上は医療費タダだったので、医療保険は70歳、80歳までが主流でした。

ただ、税金は上げざるを得ません。でも、老後を安心して暮らせるなら払ってもいいと考える国民が多いのではと私は思います。

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