日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

就業不能にどう備える?

2010-03-29 | 保険
おはようございます。FP牛込伸幸です。

土曜日、保育園の卒園式がありました。長女も無事、卒園できました。
卒園証書をいただいた後に、将来、なりたいものを発表します。
男の子はお寿司屋さん、女の子はお花屋さんがトップでした。


■就業不能にどう備える?

日曜日の日経新聞より。

厚生労働省によると、生活保護開始の理由は、
働き手の死亡などが4%であるのに対し、
世帯主の傷病が40%。

世帯主の死亡には死亡保険などで備えられている反面、
世帯主が働けなくなると生活が困窮する傾向が見える。
(治療費もかかりますね)

そんなときに、助かる保険が数は少ないがあります。
所得補償保険といいます。

ただ、この保険があまり普及しないのは、
商品性の難しさがあります。

まずは、働けない場合の定義。
「いかなる職業においても全く就業ができない」
とされているようです。

「症状を偽って給付を受けるようなモラルハザードが発生しやすいため、
定義を厳しくした」そうです(保険会社の話)。

また、保険会社もリスクを見積もるのがなかなか難しいことも要因。
めったになることはないものの、なったら給付が莫大になる。


こんな保険もあるんだなあと思いつつ、まずは公的保障を確認しておきましょう。

健康保険に加入する会社員なら、傷病手当金の制度があります。
連続3日以上休んだ場合、4日目以降から支給される制度で、
最長1年6ヶ月まで続きます。

また、年金制度のなかの障害年金も症状が該当すれば
給付を受けることができます。(1級なら年間約99万円)

もちろん、年金保険料を払っていないと受け取れません。

また、当面の危機を回避する意味で、貯蓄がやはり大切です。
家計に何かあったとき、生活費の半年から1年分の貯蓄があれば、
何とかできることも多いのではないでしょうか。

と、いうことで、どんな貯蓄より先に半年分の生活費(緊急予備費)を
貯めることをお勧めしています。


牛込伸幸FP事務所
http://www.fpushi.com/




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