日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

公的年金、早く受け取ることもできるけど・・・(繰上受給)

2010-02-10 | 年金・医療・介護
おはようございます。FP牛込伸幸です。

昨日は暖かかったですね。
いつものように上下やっけでジョギングしたら、
汗だくになってしまいました。

今日は急激に冷え込むそうです。
かぜを引かないようにしないと。


■公的年金、早く受け取ることもできるけど・・・(繰上受給)

2月7日の日経新聞に記事がありました。
公的年金には、すべての人が受け取れる老齢「基礎」年金と、
(もちろん、保険料を払っていないと受け取れません)
サラリーマンなど厚生年金加入者が受け取れる老齢「厚生」年金があります。

老齢「基礎」年金は65歳から受給できますが、
これを最大5年、つまり60歳から受け取るように変更できます。

もちろん、早く受け取るので、減額されてとなります。
注意が必要なのは、減額は一生続くということです。

ちなみに、受け取り開始を遅らせることもできます。
この場合、増額されて受け取ることができます。

よく、何歳まで生きたら、どっちが得なんて記事もあります。
↓日経新聞を抜粋します
----------------------------------------------------------------
受給開始から「おおよそ16年8ヶ月」が損益分岐点。
5年繰り上げて60歳からもらうと76歳8ヶ月ごろ。
これより長く生きると、繰り上げないほうがもらう年金の
総額は多くなる。
----------------------------------------------------------------

みなさんはどう感じますか?

公的年金のいいところは一生涯受け取れること。
預貯金はだんだん取り崩せば、いづれ終わってしまいます。

私としては、65歳までは預貯金で対応して、
繰上受給は安易に利用しない方が得策だと考えています。

また、繰上受給には注意点もあります。

繰上受給をしている妻の夫が亡くなって、遺族厚生年金を妻が受け取れる場合、
65歳までは妻自身の老齢基礎年金(繰上受給している分)と、
遺族厚生年金のどちらかを選択することになります。
(65歳になれば両方受け取れます)

だんだん、ややこしくなってきたので、この辺りにしますが、
このような注意点がいくつかあるので、
もし、繰上受給をする際は、窓口でよく確認してみてください。


牛込伸幸FP事務所(群馬県高崎市)
http://www.fpushi.com/