夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

来年のこと

2013-11-18 07:03:11 | 私と福祉とであいの旅
 来年のことを言っても、もう鬼は笑えない時期になってきた。我が法人はいよいよ来年から事業部制導入をしようと、プラン会議が始まっている。

 私も年齢的には身の引き際を、考えるような年代になって来た。多くの協力者がいてこの法人は成立したのだが、中心部にはやはり私がいておそらくは誰も引き受けてなどいないことを思えば、今こそ体制を次の世代にスライドしていかなければならない。
 初代理事長が、「こんなに法人を大きくしなくても良かったのに」と宣ったが、施設を作ろうとしたのではなく地域で障がいの重い人たちが暮らし続けるための仕組みを追求してきたことが、結果現行組織につながったのだと思っている。

 重度障害者の日中活動施設「生活介護 あうん」、障害程度の比較的軽度の人たちの就労の場「パン工房 ゆいまある」と「パン工房 co na」ケアホーム「SEEEDS」 就労移行支援事業「クレッシェンド」、「放課後等ディサービス ワラハンドクラブ・キキ」そしてソフト事業として 「送迎サービスや福祉有償運送」・「居宅介護事業(ヘルパー派遣」(移動支援事業・同行援護・重度訪問介護)「日中一時支援事業」「短期入所事業」「特定相談支援事業所 サポートセンターco na」などが一連の在宅生活を支える仕組みである。職員の人数も数えれば40名を越している。利用されている障害者数はあうんが26名、B型ゆいまあるが21名、A型cona とクレッシェンドで16名、ワラハンドクラブキキが8名、、日中一時支援居宅介護利用者を合わせれば90名近くになる。

 これらを生活介護系と就労系の事業部制を取ることによって、組織を活性化しようという企画である。つまり上意下達ではなく、それぞれの事業部で自立できる組織を作ろうとするのである。事業部にはそれぞれ事業部長がいて、各事業部組織を運営する事になる。本部には本部長として全体の経営を管理する部門がある。それぞれの事業部長が将来の法人を担う人たちであり、後継者を養成することにつながるのである。各事業部が予算編成をし、損益計算についても責任をもって執行することになる。他人任せではなく、事業部それぞれの構成員が、自分たちの事業全体の状況を肌で感じられるようにするのである。
 さあ来年に向けて・・・。

娘の帰宅

2013-11-17 14:03:30 | つれづれなるままに
11月18日
 
 11月16日~17日の2日間、毎週の土日帰宅の娘たちを迎えた。この所比較的小春日和が続き、娘たちも健康状態が安定している。私たち夫婦も、心穏やかに過ごせる。

 下の娘は陽だまりの部屋にいて、静かに絵本で過ごしている。誰が教えるわけではないが、暖かい場所をちゃんと探しているのだ。上の娘は昨日は自分でキーボードまで出かけ、夕食時にはまたひとりで居間まで戻ってきた。楽しみが目標となっている。
 再来週にはまた実家新潟へ夫婦で帰京するために、娘たちは帰宅できない日ができてしまう。娘たちには申し訳ないが、新潟の母も米寿で少しずつだが弱ってきているようだ。

 きょうは月曜日、娘達を車に乗せて職場へ行く。また新たな一週間が始まろうとしている。

北の四重奏とその仲間たちのストリートコンサート

2013-11-17 09:54:56 | つれづれなるままに
11月16日

 良いお天気で、午前中は自宅の庭木の雪囲い作業。

 いつもよりも早めに作業を開始しています。昨年も大雪で、かなり枝が折れてしまいました。今年も大雪の予報があって、慎重に作業を行いました。これはもみじの木のそばに寄り添うように生えている椿。もう来年咲く椿の蕾が沢山ついています。

 ロープワークがまだしっかりと身についていませんが、なんとか枝を吊ることが出来ました。

 さて、午後1時30分から「北の四重奏とその仲間たちによるストリートコンサート」が弘前市内の「石のむろじ」という墓石屋さんの場所を会場に開催予定。家内と一緒に出かけました。
 すでに第1部の後半からでしたが、サキソフォンやトランペット、トローンボーンなどの演奏もあり、金管楽器の種類がこんなにあるのかと感嘆して聞いていました。

 こんなにのびのびと演奏出来たら、どんなに気持ちがいいだろうかと思います。でも練習場所がないと、うるさがられる可能性もあるので大変かなとも・・・。

 娘たちが土曜日なので帰宅予定で、最後の第4部は聞けないまま退席しました。こんな風にコンサートがあちこちで生演奏を行っていると、とても嬉しいのですが・・・。

柳家小きん師匠「リベンジ独演会」開催決定

2013-11-14 07:12:54 | 私と福祉とであいの旅
11月14日

 ようやく天候が回復して、青空の広がる津軽です。
 昨日突然決まったことですが、落語家・柳家小きん師匠の独演会が急遽決定しました。今年の4月に2度目に「あうん」においでになって、メンバーさんに落語の楽しさを教えてくれましたが、6月には私達の町でも独演会を後援会主宰で開催。しかし師匠はこの時期暑い中、青森県を3箇所も独演会開催して飛び回りお疲れだったようです。
 師匠いつもの調子が出ずに、脱水症気味となって降板。お客様もかなり期待してお見えになっていたのですが、30分ほどでお披楽喜となって「????」という感じ。木戸銭は500円と安かったのですが、「あれじゃあ落語じゃないよね」と言われてしまう始末。

 師匠もそのことが頭にこびりついていたらしく、今回リベンジすることで再来します。

 古典落語を今度は木戸銭無料投げ銭ありで、我がパン工房「ゆいまある」の2階にて開催します。(県立岩木高等学校向かいバス停)
 日時は11月27日(水)18:00開場、18:30~開演です。ぜひおいでください!!

短歌「冬」

2013-11-13 07:06:23 | 創作(etude)
・堀端の木々とりどりの葉を残し予期せぬ雪をかむりて重し

・この年も生きながらえて年輪の数増やすのみ流離(さすら)いの我は

・まだ先と思うそばから雪降りの空から地から雪のもみあい

・この冬も夜の定番鍋料理寒さ知らずの家族団らん

・冬タイヤ交換するは慣れておるボルトのサビを老いに見立てて

・言い訳を前向きとする我なりぬ立冬来る雨降りの日に

初雪

2013-11-12 07:03:45 | サイクリング


 11月12日(火)昨日の午後から本格的に降雪が始まり、今朝は気温が低いのか積雪5センチくらいありました。そしてまだ振り続けています。

 

 新聞配達の自転車痕が駐車スペースについています。今回のこの雪で、まだ大丈夫と思って、タイヤ交換をしていなかった人が結構いるんじゃないかなと思います。そういう人たちが道路に来るまで出て、きっとスリップ事故がきょう多いのじゃないかなと心配しています。昨日女性職員にたずねてみると聞いただけでも3人は、交換していないとか。

 今年の初雪は1週間ほど早いとか・・・。初雪の時期の運転は、どうも安定感がなくて慎重にならざるを得ません。昨日退社する時には、しばれていたらしく車のドアが凍っていて開きませんでした。これから長く寒い期間を過ごしながら、こういう冬の環境に慣れていくんだろうなあと思います。
 今朝滑らないように、冬靴と交換しました。


障害者の日記念イベント「みんなちがってみんないい」終了

2013-11-11 06:35:08 | 私と福祉とであいの旅
 障害者の日記念イベントが昨日、無事終了しました。
 
 午前中は「作品展」と舞台でのリハーサルで、午後から「アスペルガー症候群」と診断されている女性からのメッセージ「私を知って・・・」とあうんのメンバーによるミュージックパフォーマンス「かごめかごめ」、そして自閉症と知的障害を持つ女性とその家族のドキュメンタリー映画「ちづる」上映でした。

 「アスペルガー症候群」の女性のメッセージは、私達の「普通」という人間観を刺激しました。外見は全く障がいとはわかりにくいのに、内面を吐露してもらうと如何に生きにくい世の中であるのかがわかります。
 一つは彼女自身の想像力、イメージの持ち方の問題では、「ご飯を準備して」と言われた時に、ご飯を食べる準備なのか、ご飯の支度をすればよいのかがわからないといいます。そんな時に、「ご飯を作る準備をして下さい」と言われれば、自分が何を要求されたのか初めて分かるそうです。
 これは別の方から聞いたことですが、就職をして仕事はPM5時30分までだと言われたので、PM5時30分に「失礼します」といって退社していたら、同僚から「あなただけだよPM5時30分ピッタリに退社するのは」他の人はみな後片付けをしてから帰宅すると聞いて、「初めて自分が何をすればよかったのか理解した」ということです。
このように、仕事をする能力はあるのに、具体的に言われないと、理解することが苦手な人も世の中にはいることを彼女は教えてくれました。そういう意味では、私達は「常識」という概念がわかっているようでわかっていないことがあるもんだなあと感じました。
 外国に行って普通だと思ってした行爲が、異国の習慣と違うことを知って恥をかくなどが、その代表的な例だと思います。

 映画「ちづる」は、立教大学の卒論の代わりに作成されたドキュメンタリー映画です。 何気ない日常生活の中で、ちづるの兄と母親が直面するテーマ。ちづると兄、母親が、それぞれの人生のテーマを持って生きていることに気づきます。
 兄は卒業という節目に、自分の夢を実現するために家族と分かれて暮らしたいという希望を持ちます。母親は娘を抱えながら兄が共に支えてくれるであろうことが期待できないこと。自分の将来的な老いの中で社会資源を拒否し続ける娘の将来を誰に託せばいいのかわからない不安を持っています。当たり前の日常生活が、当たり前ではない現実が目の前にあることに気づいた時、不安が広がっていくのです。

 主催者としても、今回のイベント開催で色々感じるものがありました。
 

スタッドレスタイヤの交換

2013-11-10 07:24:43 | つれづれなるままに
11月10日(日)

 昨日は終日良いお天気で暖かく、カミさんと私の車の2台分のタイヤ交換をしました。今年のタイヤ交換はかなり早いかなと思ったのですが、天気予報を見ると明日月曜日と火曜日は遂に初雪が降るとのこと。どうせやらなければならない作業なので、暖かいうちにと思ってとりかかりました。
 海釣りに行く回数が増えたせいか、タイヤのボルトが錆びついて思わぬ汗をかきました。海に行ったらやっぱり海水の影響があるんだなあと実感しました。
 タイヤも洗って乾燥もでき、心残りなく終了。あとは12月に入る前に転校を見ながら、庭木の冬支度と雪囲いを行うつもりです。今年も豪雪の予報が出ていて、しゅっぴがかさみましたが、家の雪囲い工事と車庫の新築麹を終えました。
 安心して冬を迎えられそうです。

障害者の日記念イベント「みんなちがってみんないい」

2013-11-10 07:10:13 | サイクリング
11月10日(日)

 「障害者の日」は12月3日で、9日までの1周間を「障害者週間」とされている。社会福祉法人 抱民舎は2003年から毎年、市民の意識啓発のためにイベントを継続している。

 「みんなちがってみんないい」というテーマで、今回は写真の「ちづる」自閉症と知的障害のある女性をテーマにした映画上映をきょう10日岩木文化センターあそべーるにて開催します。

 妹のことをどう説明したらいいかわからない。だから言葉で伝えるかわりにカメラを向けることにした。

劇場公開の予定が決まらないうちにTV、新聞等マスコミでひと際注目を集めている作品がある。立教大学現代心理学部映像身体学科の赤正和が監督したドキュメンタリー「ちづる」。自身の卒業制作として企画されたこの映画は、重度の知的障害と自閉症をもった赤の妹・千鶴とその母を1年に渡り撮り続けた、みずみずしくも優しい家族の物語である。最も身近な存在でありながら正面から向き合えなかった妹にカメラで対話した監督は、映画を撮り終える頃、家族との新しい関係を築きあげている自分に気づく。作者の精神的な成長がいみじくも映像に刻印されてしまった稀有なドキュメンタリーの誕生。“若さ”が成し遂げた映画の奇跡がここにある。

 

 午前中はあうんの作品展と午後からのリハーサル。午後1時30分から、アスペルガー症候群という障害名のある女性の「私を知って」、あうんのミュージックパフォーマーズによる音楽活動紹介があります。

 生憎の悪天候なので、どの程度お客様がおいでになるのかわかりません。でも継続は力なりなのです。来年は法人の前身施設「生活リズムセンターノーム」の創設20周年記念になります。

 12月の記念週間イベントなのですが、今年は市民会館の修復工事があって、岩木文化センターのりようが多くなってが使えませんでした。

福井の旅 その2

2013-11-07 07:02:45 | つれづれなるままに
「青森はやはり寒いのだ」・・・新青森駅に降り立って、その清涼感を自覚させられた。
 思えばこの姪の結婚式に福井県に行こうと思った自分の動機は、妹の娘でほぼ自分の血縁関係での結婚式を挙げる者がいなくなるからである。そして、どういうわけやら、敦賀に父方の姪が嫁いでいるのだが、訳があって実家と断絶している。そのことも少しは、頭の中でぼんやりと思っていたことだった。叔父はもう数年前になくなっていて、長男も長女も家にいない叔母は、今は一人暮らし。長男長女ともに、勘当状態らしい。

 新潟の実家の兄と久しぶりに話したが、どうも若い頃の自分には見えなかったものが、今頃になって見えてくるものがある。そしてそれは心を重たくする事柄が多い。
 父方の叔母がまだ70代前半なのに、病気が思わしくないらしい。そればかりか、日常生活がとても仕合せな状態に見えないと聞いた。兄が長男や次男に、専門病院に連れて行くように説得してようやく動いたらしい。どうも病状を聞いていると、パーキンソン症状によく似ている。
 これは日本の青年たちの実情でもあるのか、嫁がついに50歳近くなっても来てがいない。更には叔母の夫は叔母を医者にも見せず、ケアもしていないらしい。家長制度という長男を甘やかす制度の崩壊が始まっている。

 実家の母もこの夏の酷暑もあってか、今までと反対側の脳に梗塞が見つかって言葉がもつれるらしい。更には好き嫌いも結構あるのか、昼はほとんど食べなくなったという。今年88歳の米寿を迎えるのだ。ほとんど離婚状態の兄は、今や母の介護が日課となっている。まだ老ける年でもないので、今は安心だが・・・・いずれは兄自身も自立できなくなってきた時どうするのだろうか・・・思えばそれも不安材料でもある。

 そんなことどもを考える、福井旅でもあった。せめてもの救いは、家内とともに行けたことと、道中珍しい駅弁や懐かしい「赤福」、地酒などにありついたことかもしれない。

 

 よく食べ、よく話、よく笑った。

 昨日は娘たちの顔を久しぶりに見て、比較的元気そうなので安心した。