夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

抱民舎よ、どこへ行く

2013-11-19 06:51:14 | 私と福祉とであいの旅
 私は理想郷というものがあるなら、そこを目指すだろう。だがしかし、その理想とはなにか、が問題なのだ。初めから理想郷があるわけではなく、理想という概念を具体化することによってのみ初めてそれは実現化していくのだ。
 今からおよそ20年前に私が始めた「生活リズムセンターノーム」は現在の法人の前身施設である。原点であるこのノームは、なじみの地域で誰もが別け隔てなく共に暮らせる社会を実現しようとスタートしたのである。障がい形態や障がい程度、年齢などにかかわらず、小規模な人間集団を目指した。多くても10名。でも、それは全く理想であって、運営を考えると収入と支出のバランスが取れないことは明白な現実だった。

 法人化する契機はそこにある。創始者がどんなに成果を上げても、それは永遠ではありえない。運営理念を明確に掲げ、人格を持った法人認可によって、初めてそこには永続性が担保されるのだ。
 
 昨日、経営戦略会議が行われた。来年度からスタートさせようとする「事業部制」の予算の流れと、組織機能のあるべき姿を話し合った。今の時代だからこそ可能な「IT戦略」や、可能な限り無理や無駄をなくすこと。「自らが考え、選択し、実現する集団づくり」がキーワードかも知れない。

 従来のトップダウン型の集団からの脱皮が、今後の我が法人の低コスト型燃料となる。 「原点を回帰せよ!」