「シーハイルの歌」
岩木のおろしが 吹くなら 吹けよ
山から山へと われらは 走る
きのうは 梵珠嶺 今日また 阿闍羅
けむり立てつつ おお シーハイル
ステップ・ターンすりゃ たわむれかかる
昨夜遠雷の音を聞きつつ深い眠りに落ちた。そして朝方は約5センチの積雪が庭先に見られた。ついに里の雪も二度目ともなれば、意識モードも冬のバージョンに切り替えが始まっている。
タイヤは既に冬タイヤに変えたのだが、スリップを恐れて新品に換えている。慣れというものは恐ろしいもので、雪道やアイスバーンのスリップ体験などが始めは慎重に運転を促す。しかしそれも次第に大胆になってきて、乾いた道路と同じ速度で走り始める。
冬の早朝のことだ。道路は乾いているかに見えたが、実はアイスバーンだった。弘前城公園からキャッスルホテル前を走行してゆるい下り坂になるが、そこに差し掛かるとやがて信号の交差点にいたる。その交差点で車が赤信号で止まっているのを確認し、ブレーキを踏んだ。急ブレーキではないものの、見事にタイヤは滑って青銅不能に陥り、やがて一番後ろの普通車に静かにぶつかっていった。幸い怪我をさせることはなかったが、相手の車の修理代で35万円もふんだくられることになった。冬道恐るべしである。車対車であればこれですむが、車対人ともなればことは違ってくる。まず気持ちがかなり落ち込むことになるだろう。
この冬ゆっくり走行に心がけたいものだ。