夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

内観療法ワークショップin津軽 その1

2009-11-01 17:19:17 | 私と福祉とであいの旅
 10月31日(土)~11月1日(日)の二日間にわたり岩木山麓「アソベの森 いわき荘」を会場に、「内観療法ワークショップinつがる」が開催されました。
 私たち社会福祉法人抱民舎のスタッフは、実行委員として6名がお手伝いをする機会に恵まれました。
 わたしどものスタッフは何をお手伝いしたかというと、資料等の印刷、ワークショップ全体の録音、録画、写真撮影、受付、書籍販売でした。そして、会場の案内のための看板を作成して設置しました。
 内観は前にもこのブログで紹介したことがありますが、三つのテーマをめぐって思い出す作業を行うのです。「してあげたこと」「してもらったこと」「迷惑をかけたこと」の3点を、自分のお母さんから始め、小学校入学前から順に思い出す作業を行います。そして2時間経つと支援者が来て5分間の面接を行います。、どんなことを思い出したかを聞いてくれます。こうして小学校維持代、中学校維持代と記憶を区切りながら思い出す作業を行って、次に父親に移ります。
 人間の記憶にはかなり本人の無意識下に不都合な記憶を隠すことがあるようで、この内観で自分が記憶していなかったと思うような出来事にめぐり合うことができるのです。
 仏教式のカウンセリングということでしょうか。
 県外は九州から北海道までの会員が集まり、県内も含めると約200名の熱心な受講者であふれました。今回は特に武術研究家の甲野 善紀氏の古武術と介護技術という実演もあり、目新しさを感じています。

ワークショップの内容紹介
10月31日
・教育講演「内観入門」
 ①本山陽一(白金台内観研修所長)
 ②橋本章子(生理学研究所研究員)

・内観実習 
 
・シンポジウムテーマ「こころ」と「からだ」のつながり
  【シンポジスト】
   ①塩路 理恵子(東京慈恵医科大学)
   ②木村 慧心(日本ヨーガ療法学会理事長
   ③小泉 洋


 ・特別講演
 演題「子どもの声に耳をすます」
  ①講師 真栄城 輝明(奈良女子大学教授)
  ②座長 巽  信夫(日本内観学会理事長)

11月1日 分科会
 Aコース 内観実習 面接者 本山 陽一ほか5名
 Bコース 子どもの問題を語り合う 溝口 隆司 佐々木 真
  
 体験発表 内観体験発表  
 
 記念対談 甲野 善紀(武術研究家)
      真栄城 輝明(臨床心理士)