NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

クワガタ教室

2015-08-01 20:47:38 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
夏休み恒例の「畑で遊ぼう・クワガタ教室」が、今年一番の厳しい暑さの中、39組のご家族が参加され開催されました。先生はいつものように、くわがたおとうさんこと奥村さんです。
今年登場したクワガタはオオクワガタ、トカラノコギリクワガタ、ギラファノコギリクワガタ ダイスケイ、アマミノコギリクワガタ。オオクワガタはご存じの通り日本で最大級のクワガタです。ギラファノコグリクワガタは世界最大のクワガタで、ギラファとは「キリン」を意味します。ギラファにはいくつかの種類があり、今回は大変貴重なダイスケイというクワガタが登場しました。光沢ボディのかっこいいクワガタで、去年からみんなで育ててきたギラファもダイスケイです。


そして参加者のみなさんへ今年はなんと、トカラノコギリクワガタの幼虫15匹&オオクワガタの幼虫20匹のビッグなプレゼントがありました。奥村さん、本当にありがとう! 

★☆★飼育のアドバイス★☆★
〇幼虫は1匹ずつ、エサを詰めたボトル(ビン)に入れて飼育します。
〇ボトルの中身(エサ)は、発酵マットまたは菌糸を使います。
〇成虫になるまで、3~4ヶ月ごとに中身を交換します。交換しない方が安全な時期(3~7月頃)があります。例えば、7~8月1回目、10~11月2回目、2月3回目に交換、6~8月羽化
〇成虫になるまで約1年。大きい♂は1年以上かかる場合もあります。

★☆★気をつけたいポイント★☆★
●飼育環境は室内。直射日光の当たらない場所。できるだけ一日の中で温度変化が少ない所。風通しの良い場所。夏はできるだけ高温を避ける。冬は寒すぎないように。(外国産は、高温・低温に耐えられない種類がいます。その場合は温度調整が必要です。)
●大体3月以降より、蛹室をつくり前蛹になって、蛹化する時期になってきます。この頃、ボトルから「カリカリ」と音がすることがあります。(幼虫が蛹室を作っています) 幼虫にとってデリケートな時期になります。マット交換はこれまでに済ませて、以降はボトルの扱いは慎重に行います。(外国産はサイクルが異なる場合もあります)
●成虫になったら(羽化してから)1ヶ月は触らない。ゼリーは入れておきますが、しばらくは食べません。

★☆★幼虫飼育に必要な道具★☆★
〇ボトル(ビン)と発酵マット。または菌糸ビン。(菌糸ビンとは、ビンの中に白い菌糸が詰まった状態のものをいいます)
〇中身を交換するときに使うスプーン、マットを詰めるすりこぎ棒など。(菌糸ビンの場合は不要)
〇ボトルのサイズ
「国産のノコギリクワガタ:800cc」
ただし、アマミノコギリクワガタの♂は大きくなるので、2~3回目のマット交換時に大きい幼虫は1400ccに替えたほうが安心。
「国産オオクワガタ:菌糸ビン(約3ヶ月ごとに交換(3本使う))
♂:800cc、1100cc、1400cc
♀:800cc
「ニジイロクワガタ:800cc」
「ギラファノコギリクワガタ」
♂:800cc、1400cc、2300cc
♀:800cc
〇発酵マット&菌糸ビンについて
・種類はたくさんあります。
・発酵マットは安価、菌糸ビンは高価です。
・オオクワガタは菌糸ビンで飼育(マットでは大きくするのは難しい)
・ニジイロクワガタはどちらでも大丈夫(菌糸ビンの方が大きくなる)
・ギラファノコギリクワガタもどちらでも大丈夫

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