NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その③

2016-09-30 21:24:55 | えとせとら
笠間クラインガルテンを見学後、昼食は併設のそば処で野菜天もりそば。お腹が空いていて写真も撮らずにあっという間に完食。農産物直売所では地元の野菜や漬け物を買って、お腹も心も満たされたところで次の目的地、栃木県下野市の「茂木農園」へ。
茂木農園の園主茂木正行さんとは園芸福祉のつながりで15年来のお付き合いになります。茂木さんはゴボウをメインにエダマメ、トマト、キャベツ、米などを生産しています。特にゴボウには力を入れていて、その味は高い評価を得ています。そこでその美味しいゴボウの収穫を体験させてもらおうとやってきた訳です。この日はしばらく続いていた秋雨が上がり、遅れていた作業を挽回しなければならないところを時間を割いていただき、収穫を体験させていただきました。
まず、ゴボウの種まきから収穫までの作業手順を説明していただきました。


百聞は一見にしかず。いざゴボウ畑へ。

種まきの前にゴボウ専用のこの機械で畑を1m以上の深さまで耕すそうです。すごい機械があったものです!!

耕しながら同時に肥料も施されていきます。
耕し終わったら4cmピッチで種を蒔いていくそうです。


こちらは収穫機械。

ゴボウの両サイドの土を掘り起こしながらゴボウを抜いていき、ある程度ケージにたまったところで自動的に放出されます。次々とゴボウが抜き取られていくのには感動をおぼえました。さすが日本の農業機械!

放出されたゴボウは紐でひとまとめににして軽トラに積み込み持帰ります。収穫機の運転は茂木さん、束ねているのは茂木さんのお父さんです。

後半につづく。


笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その②

2016-09-29 21:25:18 | えとせとら
笠間稲荷をお参りしたあとは、笠間クラインガルテンへ。笠間稲荷からバスに揺られて約15分、のどかな丘陵地の一角に笠間クラインガルテンはあります。到着早々、管理運営を任されている笠間市農業公社の方から施設の概要を説明していただきました。


笠間クラインガルテンは日本で4番目、2001年4月にオープンしました。丘陵地約40,000㎡に宿泊施設付き市民農園50区画、日帰り市民農園50区画、その他クラブハウス、農産物直売所、そば処が併設されています。宿泊施設付きの農園は1区画約300㎡の土地に約37㎡のラウベと100㎡の菜園・芝生があります。年間の利用料は411,420円、一年単位の契約で最長5年まで更新可能です。50区画すべて利用中で、利用者の8割が関東在住者だそうです。
クラブハウスには最大で80人も収容できる多目的ホール、読書コーナー、ジャムづくり・そば打ち体験ができる調理室などがあり、利用者と地域住民が集いコミュニティー形成を図る役割を担っています。
説明後は実際に農園を見学。


整然と並ぶラウベ


笠間焼きのオブジェと奥には稲田石のテーブル&チェアー


おしゃれなゲストハウス


自由に利用できる農機具

笠間クラインガルテンHP
http://www.kasama-kg.jp/

余談ですが・・・
笠間西ICを降りて笠間稲荷に向う途中たくさんの石屋さんがあるのに驚きました。聞いたところによると笠間は良質な御影石(稲田地区を中心に採掘されるので稲田石と呼ばれている)の産地で、その際立った白さから別名「白い貴婦人」とも言われ、国会議事堂、最高裁判所、東京駅など、日本を代表する数々の建築物に使用されているとのことです。
採掘規模は日本一と言われ、笠間市稲田を中心に東西8㎞、南北6㎞にもわたる採掘現場は通称「石切り山脈」と呼ばれています。写真の遠くの山の中腹に白く見えるところがそうです。




笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験ツアー 報告その①

2016-09-27 21:34:26 | えとせとら
市民農園見学ツアーは今回で7回目。今日は笠間クラインガルテン見学とゴボウ収穫体験に行ってきました。
朝8時に川越を出て、関越・圏央・東北・北関東と高速道路を走ります。平日なのでとてもスムーズ。笠間西ICで降りて、まずは笠間稲荷へ。
笠間稲荷は京都の伏見、佐賀の祐徳とともに日本三大稲荷のひとつです。ご祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、正一位という最高の位をもち、一般に「お稲荷様」として親しまれている神様です。「稲に宿る神秘的な精霊」、つまり食物の神様として崇められています。食という人間が生活を営むためになくてはならない根源的な役割を担っているということから、人間の活力、つまり仕事にも影響を顕すとして、殖産興業の神としての信仰も広がったそうです。


参道の修復工事のため、一の鳥居をくぐることが出来なかったのは残念でした。


豪壮かつ華麗な拝殿


境内には君が代に詠まれているさざれ石がありました。さざれ石(細石)は、学名を石灰質角砕石と言い、石灰石が長い年月の間に雨水で溶解し、その粘着力の強い乳状液(鍾乳石と同質)が次第に小石を凝結し、次第に巨巌となり河川の浸蝕により地表に露出し苔むしたものである」とあります。

参拝客も少なくてゆっくりお参りすることができました。
笠間クラインガルテンの報告はまた次に。

お彼岸に向日葵

2016-09-17 16:40:45 | 畑をみんなで楽しもう
今、こえどファームではヒマワリが満開です。


秋の花と言えば、秋桜や彼岸花がまず頭に浮かびますが、こえどファームではヒマワリも秋に楽しめるの花の一つです。お彼岸にヒマワリを咲かすためには、梅雨明けと同時に種まきをします。今年は梅雨明けが7月29日と遅かったので、お彼岸に開花が間に合うか心配しましたが、心配ご無用、見事に咲き誇りました。
秋に咲くヒマワリは背丈が低く花も小さいので切り花に最適。仏花として飾ればご先祖様も大喜びかもしれませんね。

越後長岡観光物産フェアお知らせ

2016-09-16 17:12:26 | えとせとら
9月26日(月)から28日(水)まで、日本橋三越前にある「ブリッジにいがた」にて、越後長岡観光物産フェアが開催されます。
自然豊かな風土で育まれた自慢の逸品が越後長岡から届きます。新米コシヒカリ、栃尾の油揚げ、米菓子、摂田屋の醤油、笹団子、山桜でいぶした骨付きモモハムなどなど。
園芸福祉や農福連携でいつもお世話になっているUNEさんが造った美味しいどぶろく「雪中壱乃界」も並ぶそうです。越後の秋の味覚を求めて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

日 時
9月26日(月) 11時~18時30分
   27日(火) 10時~18時30分
   28日(水) 10時~17時
場 所 ブリッジにいがた
     東京都中央区日本橋室町1-6-5 たいし東京ビル1F
     日本橋三越前

ブリッジにいがた
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