NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

野菜づくりの基礎知識

2017-07-31 20:51:49 | えとせとら
7月28日(金)土と風の舎15周年スペシャル講演会が、ウエスタ川越で開かれました。テーマは「野菜づくりの基礎知識」、講師は練馬区の農業体験農園「緑と農の体験塾」の加藤義松さんでした。31名もの多数の参加でした。
私は、秋から家庭菜園を始めるつもりで、自分なりに本の情報で土作りが大切、PHなどは知っていましたが、講演で聞いた「旬の野菜をたべる」「野菜の味にこだわる」「種袋には情報がいっぱい」「水遣りの頻度は割り箸で調べる」などなど…すごく参考になりました。
野菜づくりの基本は…①よい土②効果的な肥料③菜園計画④病害虫対策⑤道具を使いこなす…らしい。野菜づくりをはじめた人で2割はおちこぼれるらしい。その中に入らないようにしたいですね。講演の最後に講師からお薦めのおいしい野菜の品種を教えていただきました。
小松菜:安藤早生
キャベツ:しずはま
大根:耐病総太り
カブ:白馬
(H.T)


ラベンダーのサシェ 畑でハーブを育てよう!第3回

2017-07-15 12:38:26 | 畑でハーブを育てよう
7月8日は梅雨明けしたかのような晴天で、気温もグングン上昇する中での講座となりました。畑で前回植付けをした苗が無事に成長しているかを観察してから作業開始です。勢いよくはびこる雑草を取り、たい肥を入れた後、きれいな花をつけることを願いながら千日紅の苗を植付けました。暑い中での作業後、スタッフお手製の冷たいしそジュースとどくだみ茶で渇いた喉を潤し、香りの良いラベンダークッキーも試食し、みなさん感激の様子でした。
後半はサシェづくりです。二色のフェルトに切り込みを入れて、市松模様に編み込みハート型の小袋をつくります。次にラベンダーやタイム、ペパーミント等のドライハーブに精油を数滴混ぜたものをお茶パックに詰め、小袋に入れてリボンを結んでかわいいサシェの出来上がりです。「今日は畑でも、ティータイムでも、クラフトでも香織いっぱいで幸せでした。」との感想をいただきました。(M.S)

キュウリとナスの干し野菜

2017-07-09 09:25:28 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
7月8日、「親子で畑で遊ぼう第4回」が開催されました。この日は、今年一番の暑さ! 朝から太陽がジリジリと照りつけ、真夏のようです。熱中症の危険度もとても高かったので、午後からのニンジンの種まきは中止。午前中にナスとミニトマトの収穫と手入れ、マリーゴールドの花がら摘み、お昼に特大キュウリの試食、オオクワガタの観察会をして1時には解散となりました。


ナスの追肥 固形の醗酵油かすを与えているところ


花がら摘み 咲き終わった花を摘むと次々と新しい花が咲きます。

お昼には特大サイズのキュウリ、通称”おばけきゅうり”をこえどファームの自家製味噌を付けて食べましたが、収穫が遅れたおばけナスやおばけキュウリは敬遠されがち。捨ててしまうのはもったいないので、こんな時は干し野菜にするのがベスト。太陽の光をたくさん浴びてできた干し野菜は旨みがギュッと凝縮され、甘みも増してとっても美味しいのです。
昨日収穫したキュウリとナスを早速干してみました。

左ナス 右キュウリ

【干しナスの作り方】
①ヘタを切り落とし、7~8mmの厚さに輪切りにする。
②アクが強いので3~5%の塩水に15分くらいつける。
③水気をきって、重ならないようにざるに並べて干す。
④時々、裏表をひっくり返す。
⑤3~4日干し、しっかり乾燥したら保存袋に入れて冷蔵庫で保管する。

【干しキュウリの作り方】
①種が気になる時は縦半分に切ってスプーンで種を取り出す。
②皮が硬いときはピーラーで筋むきする。
③厚さ7~8mmに半月切りにする。種や皮が気にならならない時はそのまま輪切りでOK。
④重ならないようにざるに並べて干す。
⑤時々、裏表をひっくり返す。
⑥2~3日干し、しっかり乾燥したら保存袋に入れて冷蔵庫で保管する。

埼玉の農業を支える技術

2017-07-04 20:56:08 | 畑をみんなで楽しもう
6月30日(金)の午後、『埼玉の農業を支える技術』をテーマに、今年度第2回目の県政出前講座がなぐわし公園ピコアで開催されました。当日は、天候不良にも係わらず前回同様多数の方が参加されました。前半は、「埼玉県農業技術研究センター」の研究開発と技術支援の説明がありました。なかでも、①病害虫防徐技術研究の天敵昆虫、有用微生物を利用した防除技術の開発、②鳥獣害防除研究のハクビシンやアライグマなどの中型動物を対応した「白楽くん」等について、現状にマッチした問題で興味深かったです。後半は、害虫防除等に防虫ネット、太陽熱土壌消毒等が有効であるとの説明がありました。防虫ネットの使用法で、ネットと作物が接触しないようにし、目の細かい防虫ネットの裾を土に埋め、トンネル被覆をする。また、太陽熱土壌消毒により雑草の発生が減る。・・・等々 大変有意義な講座になりました。(Y.Y)