NPO法人土と風の舎

埼玉県川越市を拠点に『人と自然と地域をつなぐ』を合言葉に、園芸福祉活動をしています。

有機農法勉強会を終えて

2016-05-30 21:03:39 | 畑をみんなで楽しもう
5月27日午後1時30分から、埼玉県小川町で不耕起栽培農業を実践されている金塚竜さんの講演を聞きました。有機栽培の先輩である大石正人さんに教えられた、土中堆肥を施した上に草マルチをした畝は翌年になっても柔らかく、畝をうなう手間がばかばかしくなったのがきっかけで不耕起栽培を始めたそうです。当初3反であった畑は現在1町5反あり、不耕起栽培の管理手間や堆肥と草マルチ資材の確保が課題で、小松菜やほうれん草など直接蒔く種は耕して作っているそうです。又、効率のよい有機農業をするには機械化や人手の確保が必要と感じられるそうです。色々な問題点に前向きに取り組んで工夫を凝らしている様を説明されている時の目の輝きが印象的でした。当NPOに大変参考になる点もあり、今後に役立ちそうです。金塚さん、ありがとうございました。(K.K)


春の旬を食べる会

2016-05-20 22:11:15 | 畑をみんなで楽しもう
メンバーの親睦を兼ねて「春の旬を食べる会」を開きました。旬とは、魚や野菜などの食物が最も美味しく食べられる時期のこと。漢字の「旬」は、10日間を意味し、「上旬」「中旬」「下旬」とは1ヶ月を10日ずつに分けて表したものです。食物の「旬」も本来はその食物が最も良い時期の10日間を意味しているそうです。一年中、野菜や魚が手に入るようになり、旬が分かりにくくなってしまいましたね。
この時期の旬の野菜と言えば、サヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、フキ、タケノコ、タマネギ、レタスといったところでしょうか?今日は、これらの野菜をタップリ使ったオリジナル冷やしうどんをつくって、こえどファームの旬の味を存分に堪能しました。
ちょっと食べ過ぎました!!
  






ハーバルライフ講座 第1回

2016-05-17 16:54:45 | 畑でハーブを育てよう
平成28年度のハーバルライフ講座が5月14日スタートしました。気持ちよく晴れた空の下で、農園の様子や活動を紹介しながらハーブ園へ足をふみいれました。鉢植えのハーブに比べて野性味たっぷりのこえどファームのハーブに皆さんビックリ!最初は全員でナスタチュームの種まき。スコップで掘ってひと粒ずつまきました。どんな芽が出るのでしょうか?その後花壇ごとに分かれての作業。草を抜いてシャベルで掘り返し、ふかふかの堆肥も入れました。いろいろな種類のハーブをどう植えたら元気に成長するのか、綺麗に見えるのかを相談しながら植えていきました。園内の草取りとハーブの摘み取りを済ませ、ハーブティーでのどを潤して心地よい時間を過ごしました。
これから7ヶ月、9名の新規参加者とスタッフでハーブを育てながらその恵みに癒されていきたいと思います。(Y.T)


クワガタ教室 第1回

2016-05-16 21:20:14 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
今年もこえどファームでは、クワガタ教室を開催します! 昨年に引き続き”くわがたおとうさん”こと奥村さんに先生を務めていただきます。奥村さんはかつてオオクワガタの美形コンテストで5位入賞の経験を持つクワガタ飼育の専門家です。
14日の第一回ではオオクワガタ、アマミノコギリクワガタ、アマミヒラタクワガタの紹介と産卵セットの組み方を教えていただきました。


アマミノコギリクワガタは日本のノコギリクワガタの中では最も大きくなる種です。名前のごとく奄美大島に生息しています。アマミノコギリクワガタの仲間には、トカラノコギリクワガタ、トクノシマノコギリクワガタ、オキノエラブノコギリクワガタ、オキナワノコギリクワガタ、クメジマノコギリクワガタ、イヘヤノコギリクワガタがいて、奄美群島・トカラ列島・沖縄諸島に生息しています。
ノコギリクワガタは日本国内に広く生息しているクワガタで顎の内側がノコギリのような歯がならんでいることから名付けられました。

アマミヒラタクワガタもアマミノコギリクワガタと同様に奄美大島に生息しています。仲間にはやはりオキナワヒラタクワガタ、トクノシマヒラカクワガタなどがいいます。
ヒラタクワガタはオオクワガタの仲間で平べったい形をしていることから名付けられました。

オオクワガタは少年時代には誰もがあこがれる日本最大級のクワガタです。乱獲や森林伐採などにより生息数が激減し絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類)に指定されています。
絶滅危惧Ⅱ類:絶滅の危険が増大している種


夏野菜の植え付け

2016-05-15 12:50:14 | 畑で遊ぼう こえどファームへようこそ
昨日の「畑で遊ぼう!2016」第2回では夏野菜の植え付けをしました。今年育てる野菜はキュウリ「千夏」、ナス「千両二号(接ぎ木)」、ミニトマト「ちいさなももこ」の3種類です。
まず最初に、キュウリの植付け。
ポットに種まきをしてから一ヶ月が経ちました。立派に育った苗を、ネットを張ったトンネルに沿って植えました。こうしておくと蔓がネットに絡みながらキュウリは上へ上へと成長していきます。最後にはキュウリのトンネルが出来上がります。
 

次はナスとミニトマト。
ナスの定番品種といえば千両二号です。最近は天候不順の夏が多いので病気や害虫の被害が出やすくなっています。そこで、今年は病気や害虫に強い接ぎ木苗を植えることにしました。苗にはすでに一番花が咲いています。一番花は早めに摘み取ったほうが苗が早く大きくなり、たくさんの実を付けるようになります。植付けた後一番花を取る作業もしました。
ミニトマトは「ちいさなももこ」という名前のトマトです。ケチャップや野菜ジュースでお馴染みのカゴメ株式会社が販売を始めたオリジナル品種のトマト苗です。ピンク色の果実が特徴で東京マラソンでも配布され、すっきりした味わいとほんのりした甘さがおしいと評判のミニトマトです。


この日は植え付けのほかに、ニンジンの間引きとレタスの収穫もしました。
 
野菜を育てるときは、一般的に種を多めにまいて、成長に合わせて芽の数を減らしながら育てていきます。混み合っているところや虫に食べられてしまった芽を抜いてしまうことを「間引き」と言います。せっかく出てきたかわいい芽を抜くのはかわいそうですが、混み合っていると風通しが悪く病気になりやすかったり、栄養を奪い合って大きくならないので必ず間引きをします。間引いた芽は捨てずに食べましょう!