シャープの希望退職に応募した2960人が15日付で退職し、会社を去りました。生産拠点を抱える三重、奈良、広島の各県などで多数の雇用が失われる。国内経済の先行きが不透明になる中、地域経済への悪影響が懸念されています。
太陽電池の葛城工場(奈良県葛城市)などがある奈良県や、電子部品の福山工場(広島県福山市)などがある広島県ではそれぞれ500人程度が退職した。液晶パネルの亀山工場(三重県亀山市)でも離職者が出ました。
危機感を強める地元自治体や労働局は、退職者の再就職支援を打ち出している。一方、大手生活用品アイリスオーヤマ(仙台市)など人材確保に向けた動きも出ています。