富士重工業(東京都新宿区、吉永泰之社長)は26日、2012年度上半期の全世界の自動車生産台数が過去最高の35万9870台(前年比45・9%増)に達したと発表した。昨年からことしにかけて投入した新型インプレッサや「スバル BRZ」「トヨタ86」の販売が好調だったほか、先進運転支援システム「アイサイト」搭載車の評価も高かった。
国内生産は東日本大震災の影響を受けた前年同期に比べ75・3%増の27万2539台。登録車の生産台数は過去最多で、軽自動車も含めて最も多く生産した1985年度上半期(28万8557台)に迫る勢い。海外生産も同27・3%増の8万7331台に上った。