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地元群馬県富岡市「世界遺産センター」設置を県に要望 

2012-10-03 21:31:04 | 地域文化・地域資源

  本県の世界文化遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の2014年登録に向け、大沢正明群馬県知事と構成資産がある4市町の首長による初の会議が2日、県庁で開かれ、登録後の観光、地域振興も見据えた遺産群の保存活用策について意見交換しました。富岡市の岡野光利市長は県内の絹遺産群全体を紹介する総合ガイダンス施設「世界遺産センター」(仮称)を市内に整備することを県に提案しました。

 総合ガイダンス施設について、富岡市は構成4資産に加え、県内に点在する絹遺産の総合案内、調査・研究機能を備えた施設を想定。会議後、市幹部は「製糸場を訪れる観光客の立場になれば、ほかの絹遺産の情報が得られる施設は必要だ。施設は養蚕県ぐんまのPR、県全体の産業観光の発展に向けて有効」と意義を説明しました。

 施設の場所は製糸場から徒歩圏内の中心市街地を想定し、この日の会議で岡野市長は「よい場所があるので整備してほしい」と要望した。県の幹部は「場所や内容も含めて検討したい」と答えました。

 会議では富岡、伊勢崎、藤岡、下仁田の4市町村の首長が順番にそれぞれの資産の現状や課題を示し、群馬県との連携した対策の必要性を訴えました。下仁田町長は、荒船風穴が他の試算と異なり、山の中にあって進入路が狭いことから交通対策について要望しました。

 私は4か所に今年、行ってみたのですが、確かに「富岡製糸場」以外の3か所は近隣道路や駐車場が整備されていません。また、4か所の資産の関連がわかる総合ガイダンスの施設が必要だと思います。