TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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日本一目指す「ビックロ」大解剖

2012-10-06 20:07:01 | 経営全般

2012年9月27日、新宿駅東口にビックカメラとユニクロのコラボ店「ビックロ」がオープン。2012年3月末に閉店した「新宿三越アルコット」の跡地となる同店では7月5日から「ビックカメラ新宿東口新店」が営業していたが、今回の「ビックロ ユニクロ新宿東口店」開店でグランドオープンとなりました。

 ユニクロは1~3階に出店。売り場面積は約1200坪で、銀座店に続く国内2番目となる(ビックカメラは地下3階~地下1階、4~8階に出店)。“グローバル繁盛店”をうたい、売り上げ目標は(年間目標100億円の)銀座店と同等かそれ以上、日本一を目指すといいいます。

店では、ビックカメラのポイント「ビックポイント」をユニクロ商品が購入できるクーポンに交換することもできます。交換レートは1500ビックポイント=ユニクロクーポン1000円分。クーポンはビックロ内のユニクロ商品購入限定で使用でき、発行日から7日間有効です。

これまでユニクロは世界戦略として銀座やニューヨーク、パリなど世界の主要商業地に最新の内装と陳列方法などを導入した「グローバル旗艦店」を出店してきたが、今回の店舗は全く対照的です。。 

 テーマは“素晴らしきゴチャゴチャ感”。中に入ると内装や什器はグローバル旗艦店と同様でスタイリッシュな印象を受けます。しかし、すぐに激安をうたうパネルの数々が目に飛び込んできます。

 「安くてビックリ! ビックロ価格」「世界がビックリ!」「ここまでやります!!限定価格!!」「早い者勝ち!!」……。黄色と赤を大胆に使ったビックカメラ風のド派手な値札がいたるところに貼られており、「ビック化したユニクロ」といえます。 

 しかも、「最新、最旬の商品を最安値で用意し、いつでもお買い得な商品が買えるようにする」(ユニクロ)という。実際に店内を回ると、ほとんどの商品が特売価格で売られている印象。新宿でユニクロ商品を買うなら、まずこの店に行くべきでしょう。

 このようなリーダー企業の共演が今後は増加するのではないでしょうか。それにしても「ユニクロ」も「ヤマダ電機」も新しいことに果敢に挑戦していく企業です。このような企業は、日本の明日を切り開いてきたのでしょうし、今後も切り開いていくのではないでしょうか。

強烈な赤が目を引く巨大な値札で限定価格を告知
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強烈な赤が目を引く巨大な値札で限定価格を告知

 
黄色に赤文字というビックカメラ風のド派手値札
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黄色に赤文字というビックカメラ風のド派手値札