消費者金融大手の武富士は、早ければ28日にも東京地裁に会社更生法の適用を申請します。
武富士の2010年4~6月期決算での借入金などの帳簿上の負債は4,046億円に達しました。顧客から受け取り過ぎていた「過払い利息」の返還をすべて求められると仮定すると、負債総額は「2兆円を超える可能性もある」との見方があります。
資産は5,592億円のため、大幅な債務超過になることは必至で、仮払い利息の返還金が大幅にカットされる可能性が高いと予想されます。
武富士の破綻は消費者金融業界に一層の淘汰を促す可能性があります。競合他社の顧客も仮払い利息をきちんと利息を返してもらえないと恐れ、いったんは返還請求が増えると見られています。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ子会社のアコムや三井住友FG関連会社のプロミスの銀行系は、資金面のバックアップがあり生き残っていきそうです。
改正貸金業法の完全施行で、強引な回収や高利息などは通用しなくなり、消費者金融の時代は終末期を迎えたようです。
これは、言ってみれば「国の方針」ではないでしょうか。また、消費の低迷に見られるように、消費者金融から金を借りてでも物を買う消費者の減少が背景にあるとするのはうがった見方でしょうか。
武富士の2010年4~6月期決算での借入金などの帳簿上の負債は4,046億円に達しました。顧客から受け取り過ぎていた「過払い利息」の返還をすべて求められると仮定すると、負債総額は「2兆円を超える可能性もある」との見方があります。
資産は5,592億円のため、大幅な債務超過になることは必至で、仮払い利息の返還金が大幅にカットされる可能性が高いと予想されます。
武富士の破綻は消費者金融業界に一層の淘汰を促す可能性があります。競合他社の顧客も仮払い利息をきちんと利息を返してもらえないと恐れ、いったんは返還請求が増えると見られています。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ子会社のアコムや三井住友FG関連会社のプロミスの銀行系は、資金面のバックアップがあり生き残っていきそうです。
改正貸金業法の完全施行で、強引な回収や高利息などは通用しなくなり、消費者金融の時代は終末期を迎えたようです。
これは、言ってみれば「国の方針」ではないでしょうか。また、消費の低迷に見られるように、消費者金融から金を借りてでも物を買う消費者の減少が背景にあるとするのはうがった見方でしょうか。