TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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地元ホームセンターの雄「カインズ」が本社を本庄に移転

2009-11-25 07:43:59 | 地域産業
地元企業で全国売上高トップのホームセンター「カインズ」は、本社を埼玉県本庄市に移転する方針を固めました。

 建設予定地は、関越自動車道の本庄児玉インターチェンジとJR新幹線の本庄早稲田の間で、早稲田本庄キャンパスの隣接地です。この地に移転することを決めた理由は、①広い用地が確保できること、②新幹線の駅や高速道路のインターチェンジから近く、首都圏からのアクセスが良いことからです。

 1991年に高崎市に建てた本社は、建物が手狭になってきており、当初高崎市内で移転地を見つけていましが、希望する用地が確保できず、今回の本庄市への移転となったようです。

 カインズは地元小売業の雄であり、ベイシアグループですので価格訴求をコンセプトとし、消費者ニーズを捉えどの店舗も混雑しています。

 下の写真は、地元伊勢崎市の西部モールの店舗です。



現在店舗数は、全国に169店舗あり2009年2月期連結決算は売上高3,467億円、経常利益200億円です。
 当然に企業が地元県、市に納税する税も多額です。今回の、埼玉県への本社機能に移転で、納税先が群馬県から埼玉県の地方公共団体に移ります。

 地元群馬県にとっては痛手です。しかし、ベイシアの創業者は、もともとは埼玉県深谷市の出身者ですし、企業は生き残りのために最前の戦略を構築するという観点から、今回の本社移転もいたしかたない選択なのかもしれません。