TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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GDP2期連続プラスで実感なき回復

2009-11-17 06:59:48 | 経営全般
国内の景況は実質国内生産(GDP)で2期連続でプラスになるなど、数値的には景気回復しています。

 東証証券取引所1部上場企業の2010年3月期決算は、純損益が前期の赤字から2年ぶりに黒字転換するのが確実になっている模様です。

 地元群馬県の製造業も受注増加しています。太陽誘電、ヨコオ製作所、サンデン、サンキョー、群栄化学工業、ミツバなど企業が2009年9月中間決算で、期初予想を上回る売上高を計上しています。

 しかし、この数値は経済政策効果との認識もあり、二番底が警戒する企業が大半で、景気回復の実感はありません。 年末のボーナスは14%と史上最悪の低下率です。

 政府は基本政策閣僚委員会で、来年1月召集の通常国会冒頭に提出を予定している2009年度2次補正予算案と来年度予算案を「15か月予算」の形で編成する方針を確認しています。

 2次補正は景気の「ニ番底」懸念に対応する狙いで、雇用や環境分野の対策を重点に据える予定です。規模は1次補正の執行停止分約2兆9,000億円としたい模様ですが、この補正予算がどれだけの効果をもたらすか正直疑問です。

 それにしても、政府の経済対策はなぜ、これほど金を使うのに効果が疑問なのでしょうか。