TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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「エコポイント」の陰で曲がり角にきた家電量販店

2009-11-20 07:40:51 | 経営全般
家電量販店業界が曲がり角に来ています。政府のエコポイント制度がで業界の景気回復をもたらしましたが、消費者の購買意欲の低下と店舗の飽和で苦しい状況にあります。

 ヤマダ電機、エディオン、ケーズHD、コジマ、上新電機、ベスト電機、ビックカメラの上場大手7社の2009年上期決算では、エコポイントでテレビの販売が大幅に伸びたにもかかわらず、既存店売上高は2~13%減少しています。
 
 政府は当初、来年3月末で打ち切る予定だったエコポイント制度を9カ月以上延長する考えです。

 しかし、その効果は薄れています。消費者の買い控え、低価格志向は、収入の減少のためです。昨今の日本経済は、先の見えないデフレスパイラルに陥っています。

 消費者の消費意欲を喚起してきた家電量販店もその勢いに曲がり角が来たようです。