TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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明星電気がスリランカへ気象・防災ネットワーク機器を提供

2008-08-24 18:28:01 | 地域産業
 地元伊勢崎市の工場のある明星電気は、政府開発援助(ODA)としてスリランカに気象・防災ネットワーク機器の製造を終了し25日に現地に向けて出荷します。

 製造したのは、スリランカ国内各地で温度、湿度、風向、風速、気圧、日射量を観測する自働気象観測システム38台と、スリランカ気象局で衛星回線データを受信するシステムです。11月から現地の38か所で工事を始め、来年2月の稼働開始を予定しています。この導入により、スリランカでは従来は電話で計測結果を1時間ごとに電話で連絡していたのが、10分ごとに自動観測が可能になります。
 異常気象時の迅速な情報収集と気象警報発令ができるようになります。

 スリランカは平成15年、16年に洪水による死亡者が217人、被害世帯は百万世帯にも及んでいる水害に多い国です。

 明星電気は、かつては固定電話機を製造していました。伊勢崎市の優良企業でした。しかし、携帯電話が主流になり気象システム製造に転嫁しました。

 地道な努力により社会貢献性の高い企業として明星電気は成長しているのではないかと私は思います。