TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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群馬県企画の「商談会inトヨタ」に81件が応募

2008-08-21 18:39:13 | 地域産業
 群馬県が11月にトヨタ自動車本社で計画している「ぐんま新工法・新技術展示商談会inトヨタ」に81件(61社)が応募しました。トヨタ側は「車体軽量化」「環境対策」「燃料費改善」などの新技術を要求しています。県は最先端技術の要求で尻ごみする企業が多いのではと予想していたのですが、当初の募集枠(50件)を超える募集がありました。

 トヨタ自動車との商談会に予想以上の応募があった背景には、トヨタ自動車と富士重工業の提携強化があるようです。今回応募したメーカーには富士重工系の下請けも多く、富士重工業が軽自動車製造からの撤退方針を示す中で、取引先開拓という形で先行きへの不安を解消したいという戦略を持っています。
 しかし、世界一の企業のトヨタと新規取引を開始するのは容易ではありません。県はプレゼンの方法などを支援していく考えです。

 この企画はマスコミ受けするおもしろい内容だと思います。県は一件でも多くの新規取引につながればと考えているようですが、税金を投入するわけですから、ぜがひでも多くの新規取引ができればと思います。

 また、今回、県は応募企業を原則選別しないということですが、これはやる気のある企業を支援するということでよいと思いますが、技術的なレベルでトヨタに相手にされないと県のイメージダウンになる可能性もあり、諸刃の剣であると私は思います。