千種の、ほんまにうまいもんだけ。

料理の天才だった千種ばーちゃんを追い続ける孫の料理記録。2012.9.24~アレルギー対応レシピのみのブログを併設。

化学塩と天然塩。

2011年12月02日 08時29分52秒 | 食育・健康
今日は塩について書いてみたいと思います。


塩は大きく分けて化学塩(精製塩)自然塩があります。


化学塩(精製塩):イオン交換膜製法で大量生産されるもの。塩化ナトリウム99.9%でミネラルは全く含まない(栄養価ゼロ)。
*大型結晶缶で作られ、煮詰めた塩水からミネラル分を除いた塩は精製塩という。同じく塩化ナトリウム99%以上。

天然塩:海水を天日を窯だけで水分を除いた塩。60種類ものミネラル分が残っている。




*化学塩の何が悪いのか。
コストを下げ、安定して供給するために健康面を無視して国が推奨し、現在は塩と言えばサラサラの化学塩(精製塩)が当たり前になりました。

ミネラルという微量栄養素は、各種栄養素とバランスを取りながら働くもの。

ミネラルを含んだ天然塩は、各種栄養素とバランスを取りながら効率よく排出される。

それが純度の高い塩化ナトリウムだとバランスが取りにくく、血圧の異常等の一因となり、体や内臓に負担をかけます




*高血圧と塩の因果関係。
「高血圧=減塩」という日本人の固定観念。

減塩して血圧が下がる人は「食塩過食性高血圧(食塩の感受性が強いために起こるもの)」「むくみを伴う腎臓病」の人だけで、高血圧患者全体の1~2%のようです。
高血圧の8割は、本態性高血圧(原因がなく年齢とともに血圧が上がるもの)であり、ストレスや遺伝が大きく関係しています。

そもそも高血圧の原因は塩よりも「食の欧米化による動物性脂肪の摂取の増加」と「化学塩(精製塩)の摂取の増加」のほうが大きい。
*インスタントラーメンの汁は化学塩+食品添加物で体にかなり負担です。

天然塩を使うように心がけ、それをうまく排出するカリウムを多く含む食品(りんご、バナナ、オレンジ、かぼちゃ、さつまいも、さといも、ほうれん草、大豆製品(納豆、豆腐、味噌、油揚げ)を食べれば高血圧と直接関係するようなことはありません。



* * * * * * *

色々書きましたが、塩の表示を見て「ミネラルを含んでいるもの」を選ぶといいです!

私はどこでも手に入る「伯方の塩」をよく買います。
精製塩に比べてまろやかで美味しい♪


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1 コメント

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うんうん、よくわかる。 (あっちゃん)
2011-12-02 15:56:46
こういう風に作られてるんや~って思うと、
ちょっと怖くなるよね。
砂糖も聞いた話しだと、三温糖も上白糖も糖分としては同じって、聞いて?!
でも三温糖は高いから、みんなカラダにいいと思って買うので、高くしてるだけやと。
え~、ほんまなん~??!!
って、思ったよ。
うちは、きび糖なんだけどね。
ほんとこれもお高いわ。(笑
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