千種の、ほんまにうまいもんだけ。

料理の天才だった千種ばーちゃんを追い続ける孫の料理記録。2012.9.24~アレルギー対応レシピのみのブログを併設。

食品添加物について。

2011年10月16日 22時33分21秒 | 食育・健康
食品添加物のことを知りたい!という声があったので、私が知っていることをまとめてみました。

* * * * * * * * * *

食品添加物は一言で言うと、食品の加工(味、色、風味等の向上)・保存の目的で使うものです。

動物で毒性試験を繰り返されて、使用量や基準、対象食品を決められています。

ですが長期間摂取し続けることでの人体への影響や、添加物同士の組み合わせで新しい毒性が生まれる(変異毒性)ということは、おもてにはでてきていません。


添加物と言うと悪い事ばかりのように思いますが、添加物ののおかげで私たちの食生活は便利に、豊かになっていますよね。
調味料も、お菓子類も、肉加工品も、添加物が無いとあっというまに腐ってしまう。
そして添加物は「美味しい」。いったんその味に慣れると、それ無しでは満足できなくなります。

私は妊娠中、添加物の味に敏感になって飲み込めなくなり、ほとんどの加工品・パン・菓子が食べられなくなりました。
体の自然な防衛反応だったのしょうか?本当に不思議です。


一方で、原因不明の体調不良の原因のひとつだと言う人もいるし、
思考能力を低下させ、キレやすかったり意味不明な行動をとる若者が増えたのも添加物が影響している、という話もあります。
(確定できる根拠はありませんが。)


食品添加物を食生活から完全に排除することは不可能です。

私は、
「大人より添加物が蓄積しやすい子供には、なるべく添加物を避ける」
「使用種類がより少ないものを買う(変異毒性の回避)」

ことを心がけています。


☆私が食品選びにおいて特に気をつけていることは以下の3つです。

・亜硝酸Na、ソルビン酸など「酸」が含まれる添加物を含んでいるものはなるべく避ける。

・着色料のうち赤色104号、黄4号など○号と表示されているものは避ける。(外国ではすでに禁止になっているものも多いが、日本では使用されている。危険と疑われているものが非常に多い。)

・人工甘味料(アスパルテーム、アセスファムK、スクラロース)はなるべく避ける。人工甘味料は脳が甘みとしてみなさず、食べても満足できない。人によっては下痢などの症状も。
*ステビア、ソルビトール、キシリトールはあまり危険視されていない。 


*私は学生時代にカロリーゼロの清涼飲料水(人工甘味料が使われている)を愛飲していましたが、その時期は吹き出物に悩んでいました。やめたらすぐにおさまりました。
カロリーゼロって魅力的ですよね。でもリスクがあるなら砂糖を使う方がいいかな。

* * * * * * * * * * *

以下は私たちに身近で、危険または危険である可能性があると言われる添加物のメモです。参考になさってください。(あいうえお順)


・アスパルテーム(甘味料)妊婦の異常。正常な精子の減少。幅広く使われるゼロカロリー甘味料。

・アセスファムK(甘味料)よく使用される甘味料だが、分子構造に窒素を含むため、危険な物質だと考える人もいる。

・亜硝酸ナトリウム(発色剤) 
本質はアレルゲンのひとつ。近年、様々なアレルギー患者が増えているのはこれが原因だという説もある。
また、アミン(アミノ酸の一種。魚に多く含まれる。タバコにも。)と結合すると強力な発がん物質「ニトロソアミン」を生成する。
肉加工品の色を長期間美しく保つ。保存性や殺菌効果もあるので加工しやすい。肉業者のための魔法の粉とテレビで流れたことも。これが含まれないウインナーやハム、ベーコン、たらこやイクラはほとんど無い。(身近なスーパーではcoopで無添加のハム、ソーセージが売っていました。)
ドライフルーツにも使われることが多い。

・亜硫酸ナトリウム(漂白剤)変異原性あり(変異を誘発する物質。DNA合成に影響を与えたり、構造を変える)

・亜硫酸塩(酸化防止剤)ワイン造りに必須ともいえる成分。頭痛と関連があるともいわれる。

・安息香酸(保存料)アレルギーや吐き気と関連。

・EDTA-Ca-Na、EDTA-Na(保存料)マヨネーズや缶詰の酸化防止に使われる。胎児の奇形。

・イマザリル (防カビ剤)輸入柑橘、バナナに使われている。強い発がん性あり。手作りの柑橘ピールなど作るときには注意が必要。

・AF2(保存料)発がん性、現在は使用禁止。

・エリソルビン酸(保存料)突然変異や染色体異常が懸念。

・OPP
(防かび剤)発がん性。かなり危険。

・過酸化水素(殺菌剤) かずのこに使用。最終食品前の完全除去を前提に表示はされない。粘膜の異常、染色体異常。発がん性も懸念。

・カラギーナン(糊料)鶏卵の実験ではヒナの異常が見られた。

・カルミン色素、別名コチニール(着色料)様々な食品に使われる。虫から抽出した色素である。染色体異常が懸念。

・カラメル色素(着色料)使用されている食品が多い。プリン、コーラ、ソース、お菓子など。手作りのカラメルは健康に害は無い。しかし出回っているものの多くは糖類にアンモニウム化合物を加えて作られ、毒性が懸念される。

・5'-グアニル酸ナトリウム(調味料)多量摂取で染色体異常。

・グルタミン酸ナトリウム(調味料)○の素を筆頭に様々な食品に含まれる、化学合成調味料。1日に6g以上摂取すると、頭痛やめまい、肩の張りなどの「チャイニーズレストラン症候群」が現れることがある。

・サッカリン、サッカリンナトリウム(甘味料)発がん性(膀胱がん)。

・サリチル酸メチル(香料)清涼飲料水、菓子、アイスクリーム等に添加。内臓に悪影響をおこす危険性。

・臭素酸カリウム(改良剤) 発がん性。パンや小麦に使われることが多い。人によっては下痢、おう吐が起こることもある。

・硝酸カリウム、硝酸ナトリウム(発色剤)体内の腸内細菌により亜硝酸に変化する。乳幼児で中毒の報告あり。

・次亜塩素酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム(漂白剤) 染色体異常の可能性。

・ジフェニル(DP)(防かび剤) 輸入柑橘に使われていることが多い。肝臓障害の不安あり。

・スクラロース(甘味料) 実験動物の流産が確認されている。自然界に存在しない構造の化合物。

・ソルビン酸、ソルビン酸カリウム (保存料) 亜硝酸と一緒になると発ガン性の疑いがある。

・TBZ(チアベンダゾール) (防カビ剤) 胎児の奇形。バナナの防カビに使われる。蓄積しやすいバナナの先1cmは切り捨ててから食べましょう。

・二酸化硫黄(漂白剤) 二酸化硫黄は呼吸器を刺激し、せき、気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こす。

・BHA(ブチルヒドロキシアニソール) (酸化防止剤)特に危険と言われている添加物のひとつ。発がん性。元々はガソリン等、油の酸化防止剤だった。ワセリンにも使われている。私は輸入のスナックやお菓子類で多く見かけました。

・プロピレングリコール(溶剤、保湿剤)化粧品やおにぎりなど幅広く使われている。染色体異常(男性精子の減少)赤血球の減少、肝臓、腎臓、心臓、脳の障害を招く危険性。

・ポリリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム(結着剤) 骨形成で悪影響。

・メタリン酸カリウム、メタリン酸ナトリウム(結着剤) 骨形成で悪影響。

・硫酸第一鉄(発色剤)栄養ドリンクやサプリメントに使われる。ビタミンEを強力に破壊する。まれに中毒症状も見られる。

・リン酸塩(結着剤)食肉製品、魚肉練り製品、清涼飲料水などの加工食品に幅広く添加される。それ自体の毒性よりも、リンの過剰摂取が問題。リンの過剰摂取は骨の成長を阻害します。
加工品を使いすぎないことが大切。


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2 コメント

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びっくり! (あっちゃん)
2011-10-20 14:19:03
添加物ってこんなにあるの??
聞いたことない名前もいっぱいあったよ。

生協の無塩せきハムは、見た目もおいしそうじゃないし、すぐちぎれる。(笑
値段も高いし。でもこういうことなんだね~。

こないだ、生協から返金の連絡がきてね。
生協独自で使わない着色料が、共同開発の商品で使われていたので、謝罪があったもの。
以来、買ってないわ。

出来合いの惣菜、魅力的だけど、
やっぱりおうちで原材料がちゃんとわかる料理を子どもには食べさせたいよね。

ためになる~(* ̄▽ ̄)ノ
これからもまた勉強させてねw
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あっちゃん! (千種)
2011-10-21 13:29:15
そうなのよーーー
めっちゃめちゃ多いやんね?
本当はこれの何倍もあるんやんなぁ・・・

生協って高いものが多いけど、安心なもの集めてるんだね。それでもある程度の添加物は仕方が無い時代なんだね。

あっちゃんありがとう♡
変な情報とかキャッチしたらまたブログに書いておくね^^


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