すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

謹賀新年

2019-01-01 21:26:52 | 老いを生きる
(私の詞華集31 石垣りん詩集「宇宙の方隅で」より「太陽のほとり」)

太陽
天に掘られた 光の井戸。

私たち
宇宙の片隅で 輪になって
たったひとつの 井戸を囲んで
暮らします。

世界中 どこにいても
太陽のほとり。

みんな いちにち まいにち
汲み上げる
深い空の底から
長い歴史の奥から
汲んでも 汲んでも 光
天の井戸。

(日本の里には 元日に 若水を汲む
という 美しい言葉が ありました)

昔ながらの
つるべの音が 聞こえます。

胸に手を当てて 聞きましょう
生きている いのちの鼓動
若水を汲み上げる その音を。

新年の光
満ち あふれる 朝です。 

  謹 賀 新 年

 去年2月末で、「デュモン」を退職しました。いまは、読書や音楽の練習をしたり、歩きながらまとまらないことを思案したり、の日々です。
 「今日はぼくに残された人生の最初の一日」と毎日思って暮らせればいいのだけれど、すぐ疲れて呆然としています。今年の目標は、この疲労感の克服、かな。
 いつまで行けるかわからないので、今年はできる限り山に行こうと思います。
 社会との距離、も課題です。このまま、いわば引きこもりに近い状態でもいいような気もするし、もう少し社会とかかわる努力をすべきかなあ、とも思うし、模索の一年になりそうです。   
 いずれにしても、ぼくはこの社会の積極的構成員であるよりは通過者であるように感じています。
 皆様のこの一年の健康を祈ります。
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