泔坏 (ゆするつき)
原文・・・泔坏(ゆするつき)の角盥など整容の具に…
泔 ゆする ① の水を入れる器。古くは土器で、のち漆器・銀器などを用いた。びんだらい。泔(ゆする)の水を入れる器。古くは土器、のちには漆器や銀器などを用いた。
「いでし日つかひし―の水は、さながらありけり」
「いでし日つかひし―の水は、さながらありけり」
角盥 (つのたらい)
原文・・泔坏 (ゆするつき)に示した。
角盥とは? 左右に角のような柄のある漆塗りの小さな盥。古くからうがい・手洗い・かねつけなどに用いられた
結び灯台・(むすびトウダイ)
原文・・・指先のみ照らす灯台に筆先を寄せるようにして、1首を書きつけました。
ゆくほたる雲の上までいぬべきは
秋風ふくとかりにつげこせ
日本の古い室内照明具の一種。ろうそくのなかった平安~鎌倉時代に用いられ,江戸時代まで各様のものが発達した。台に竿を立て,竿の頂部に油皿を載せ,油を差して灯心に点火する。
勘文 かん もん
原文・・・陰陽師による新たな「勘文」天地の変動か…
平安時代、神祇官(じんぎかん)・陰陽師(おんようじ)などが天皇などの諮問にこたえて、先例・吉凶・方角・日時などを調べて上申する文書。かもん。
武具(ぶぐ)
原文・・・何事があれば、「武具」を付けて駆けつける辞める目に在り
武器は刀剣,槍,弓矢,鉄砲類など直接の加害力を有する道具,兵器。武具は甲冑など戦いに必要な装備一般をさす
牛 飼 童 うしかい‐わらわ
原文・・・たちまち牛車は、「牛飼童」たちとともに暗闇深く入って行った。
〘名〙 牛車(ぎっしゃ)の牛を使い、牛車を進行させる者。垂れ髪で、水干(すいかん)を着用し、むちを手に持ち、童の姿をしている。少年が多いが、三〇歳、四〇歳の者もいた。牛健児(うしこでい・うしこんでい)。うしかい。
薄 葬 はく‐そう
原文・薄葬を命じられておりましたので
大覚寺の北西の山上に嵯峨天皇陵があります。
弟の淳和天皇と並んで薄葬を望んだ天皇の陵墓です。
墨子は倹約を旨とし死ぬ時は服も着ないという薄葬である
簡略にした葬儀。日本では、大化の改新に際し薄葬令を発して、墳墓の規模・副葬品どを縮小・簡略化させ、従来の厚葬を改めた。
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