toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ばあさんは15歳」 阿川佐和子

2021年02月04日 | 読書日記
高校進学が決まった中学生の奈緒は、そのお祝いにばあさんの和(なごみ)と東京タワーに行った。
その帰り、下りのエレベータが止まる事故が有ったが無事に地上に降り立ったら、そこは昭和の時代。
仕方なく和の実家に行ってみるとそこには15歳の和がいるというところから物語が始まる。

和の家は何代も続いて従業員も何人も使う弁当屋で、「せっちゃん」こと節子という18歳の住み込みのお手伝いさんもいて、二人はみんなに親切にされる。
主人公の奈緒は群ようこの「パンとスープとネコ日和」に登場するしまちゃんのような男前な性格で、とても気が利くせっちゃんとはすぐに打ち解けて、一緒に喫茶店に行ったりするようになる。

3分の2くらいのところで現代に戻ってしまい、今後物語はどう進むのだろう?と思っていたけど、思わぬ展開で最後まで楽しめた。
ただ、戻ってくるとき一緒にエレベータに乗り合わせた人たちはどうなっちゃたんだろうという疑問が・・・・・。
タイトルも内容と合っていませんが。。。




中央公論新社

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