toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「悲恋の太刀」 鳥羽亮

2017年03月23日 | 読書日記
シリーズ36巻。

今回は源九郎も敵いそうもないほどの強敵が現れる。
イメトレを重ねてページが残りわずかになったところで最後は割と呆気なく勝ってしまうところがいかにもこの物語らしい。

果たしてタイトルの悲恋はどこから来てるのか?
今回は菅井が大活躍。




双葉文庫
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「磯次の改心」 鳥羽亮

2017年03月20日 | 読書日記
はぐれ長屋シリーズ32巻。

入手の都合上、読む順番が前後しているけれど、このシリーズの場合は大して問題にはならない。

今回は事件が立て続けに起こる。
やがてそれらが一つの原因に集約されていく。あとはいつものパターンでめでたく解決。




双葉文庫
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「紙片は告発する」 D.M.ディヴァイン

2017年03月19日 | 読書日記
原作をそのまま訳しました・・と言った感じでともかく分かりにくい。
仕方のない部分も有るけれど、多少原作から離れてもストーリを変えない程度であれば、もっと大胆に分かりやすくしてもらえたら、ストレスなく読めたと思うんだけど。
読む時間も半分くらいで済んだはず。
ミステリーだから細かい描写にも注意を払わないといけないと思い、何度も読み返してなんとか理解しながら読み進めたから大変だった。

苦労して読んだ割には、停電のトリックは事件が起きた瞬間に分かっちゃった(苦労した甲斐が有りました^^:)し、全体の展開ももどかしいばかりでかなり期待外れ。
意外な真犯人という点は結構買えるけど、もしかしてすんなり読めていれば、これも読んでるうちに分かっちゃたかも。。
偉そうに言わせてもらうと、翻訳もお粗末だけど、原作もわざわざ翻訳するほどのものかな・・という感じ。

それにしても登場人物はお酒飲みすぎ。
今の日本だったら全員飲酒運転で検挙です。



創元推理文庫
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「青空の街」 池波正太郎

2017年03月16日 | 読書日記
池波正太郎の長編現代小説。

全く池波正太郎とは思えない普通の小説と言った感じ。文章もストーリもらしくない。
主人公をはじめ登場人物はみんな個性的過ぎてちょっと現実感が無い。
やっぱり時代小説かも。。





集英社文庫
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「拷問遊園地」 大沢在昌

2017年03月06日 | 読書日記
シリーズものと知らずに手に取ってしまった。鳥羽亮の「はぐれ長屋」のように親切な説明が無いので設定が分かってくるまでちょっと大変だった。

主人公の父親はあることをするのに、何でわざわざそんな遠回りを・・・と言う行動に出るが、これが大沢流のハードボイルドだと割り切ってしまえば、すんなり読み進められる。

とにかくスケールが大きくすぎて、非現実的などというレベルを超越している。



講談社文庫
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「きらきら眼鏡」 森沢明夫

2017年03月04日 | 読書日記
先日母を亡くしました。
こんな時は森沢明夫かな・・・と選んだ本。

まったくの偶然だけど飼っていた愛猫を亡くし、現実逃避のために本を手にするところから物語が始まる。
森沢明夫らしく登場人物が全員ステキ。キリコの喫茶店や岬の喫茶店もおまけに登場する。

いつものように余命わずかの恋人、失恋など涙場面満載だったけど、今は現実の方がはるかに辛いからそれほどでもなかった。それに素晴らしい女性が二人もいる主人公には感情移入も難しかった。
流石に最後は少しウルっときたけれど。。。

私も明日から「きらきら眼鏡」をかけてみるか。


それにしても余命少ない息子を一人で遠いところに入院させておく親はいないだろう。





双葉社
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「銀翼のイカロス」 池井戸潤

2017年03月02日 | 読書日記
正義感にあふれた半沢が少数の仲間と共に不正に立ち向かうというスタイルは変わっていないが、今回は本格的社会派小説と言った趣になった印象。
行動力あふれた半沢ほか、仲間達もやたらと情報通だったり、調査能力が優れていたりといったところも有るけれど、テンポ良くストーリを進めるにはこのくらいは許容範囲。

強い後ろ盾だった中野渡が頭取を辞任してしまい、今後の半沢はどうなるのか興味深いが、もしかしてこれで終わり??



ダイヤモンド社
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