toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ドラゴンフライ」 河合莞爾

2015年01月31日 | 読書日記
今のところ河合莞爾にハズレはないけれど、何となく敷居が高くて読み始める前にちょっと覚悟が要る感じ。
これもちょっと覚悟して読み始めたけれど、始めたら一気に引き込まれてしまった。

犯人は最初に想像した通りだったけれど、もう一人の犯人は予想外だった。

最後に本人の回想で読者に真実がわかるという構成にはちょっと違和感が有る。
また、泉美の作戦にはかなり無理がある。


角川書店
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「花桃実桃」 中島京子

2015年01月30日 | 読書日記
妹から勧められた初めて読む作家。
群ようこチックな感じで、文章も内容も楽しめた。


中央公論新社
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「ごめん」 原田マハ

2015年01月30日 | 読書日記
短篇集。
「天国の蠅」はどうしようもない父親が最後に罪滅しのようにちょっとだけ娘のために活躍する話。それまでの行動に対して、これだけのことで許してしまうのか??

「ごめん」と「夏を喪くす」はどちらも不倫してるキャリアウーマンが主人公。気づいたら夫も不倫してたというどうでもいい話。

「最後の晩餐」は久しぶりに昔暮らしていたニューヨークに行って、当時の知り合いを訪ねて当時を振り返るというこれまたどうでもいい話。

期待していただけに、ガッカリ度が大きい。


講談社
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「月光のスティグマ」 中山七里

2015年01月28日 | 読書日記
阪神大震災で離ればなれになった好きだった幼馴染と検察と汚職政治家秘書の立場で再会する。
お互いに恋人であり敵であるという微妙な立場で駆け引きが続く。
最後は国外でテロに巻き込まれるという展開でちょっとやりすぎの感じ。
また読者のためだろうけど、基本的なことを検察官同士の会話で説明しているところがちょっと不自然。
表紙の女性は登場人物の双子の姉妹と思われるが、こんな気持ち悪いイラストで台無しにしてる。
全体によくできた作品なだけにこの表紙は頂けない。


新潮社
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「努力とは馬鹿に恵えた夢である」 立川談志

2015年01月28日 | 読書日記
談志がいろんなところに書いたものを集めた本。
談志だから許される毒舌も満載。
初出の状態でないため意味が不明なところもある。


新潮社
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「深海、もうひとつの宇宙」 北里洋

2015年01月27日 | 読書日記
2013年にしんかい6500で世界中の海に潜って、生物学、地質学調査をした時の記録。
苦労話や自慢話が多く、肝心な深海の話は専門用語だらけで読者としてどんな人を想定しているのだろう・・・


岩波書店
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「新訳にっぽん昔話」 乃南アサ

2015年01月26日 | 読書日記
昔話をリメイクした作品は清水義範などいくつか有るけれど、これもその一つ。
ちょっとブラックな味付けになってます。


文藝春秋
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「でんでら国」 平谷美樹

2015年01月25日 | 読書日記
60歳になると山に捨てられるということにして、実は山の向こうに老人のパラダイスの「でんでら国」がある。
でんでら国を突き止めようとする役人とでんでら国の老人たちとの戦いの物語。


小学館
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「ウツボカズラの夢」 乃南アサ

2015年01月22日 | 読書日記
全員が自分勝手な鹿島田家のもとに、長野からやってきた未芙由。
こんなところでやっていけるのだろうかと思っていると、家族の中で一番まとも度が高かった尚子は家出するし、結局一番したたかだったのは未芙由だったという、なんだか良くわからない物語。


双葉社
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海

2015年01月21日 | 読書日記
ドラッカーのマネージメント理論を無理やり野球に当てはめて、これでもかの都合主義のストーリ展開で弱小チームが甲子園に出場してしまう物語。
マネージメントの入門書としては良いかも・・


ダイヤモンド社
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「野良女」 宮木あや子

2015年01月21日 | 読書日記
「校閲ガール」のように野良仕事をする女性の話かと思ったら全然違った。
「校閲ガール」が割と面白かったので読んでみたけれど、登場する女性たちが全員軽薄で品性も教養もなく、刹那的に生きているだけで読んでいてムカついてくる。


光文社
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「いちばん長い夜」 乃南アサ

2015年01月21日 | 読書日記
「いつか陽のあたる場所で」から始まるシリーズの完結編。
前向きで正義感の強い綾香のファンだったから彼女に幸せになって欲しかったけど、これで良かったのか・・・。芭子と離ればなれになってしまったけれど、見知らぬ地で元気にやっていってほしい。

自分が神戸で阪神大震災を経験してることもあり、中盤の一連のシーンは身につまされた。

スワローズファンで東京に住んでいた頃は、週に一回は神宮球場に通っていたので、神宮のシーンは懐かしかった。


新潮社
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「新妻」 池波正太郎

2015年01月20日 | 読書日記
「剣客商売」の第6巻。
とうとう三冬が大治郎と結婚。
最後の「道場破り」はすかっとする。


新潮文庫
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「猫キャンパス荒神」 笙野頼子

2015年01月19日 | 読書日記
ファンタジーなんだろうけど、最後までなんだかさっぱりわからない。
シリーズものの一篇らしい。


河出書房新社
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「あなたの明かりが消えること」 柴崎竜人

2015年01月19日 | 読書日記
家庭を顧みないで放浪している画家と、その家族の物語。
画家の行動も、彼の妻の佳世の考えていることがよく理解できないけれど、倉田さんをはじめ佳世の家族の気持ちは良くわかる。
佳世とその家族と周囲はみな良い人で救われる。
最後はここで終わるの?ということでもしかしたら続編があるのかも。


小学館
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