toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「水平線のぼくら 天使のジャンパー」 仁木英之

2014年06月28日 | 読書日記
最初は状況が分かりにくく取っ付きにくかったけど、真ん中あたりでスキー部が活動を始めた頃からはすんなり読める。
ストーリも結末も良くできていてなかなか素晴らしいけれど、誰のセリフか分からなかったり、説明がなくて状況が理解できなかったりという箇所がいくつかあって、その都度読み返して考えたりしたのでちょっと興醒め。
せっかく良い物語なのだから作者にはもう少し文章を大切にして欲しい。


角川春樹事務所
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「失物屋 マヨヒガ」 黒史郎

2014年06月24日 | 読書日記
なんと言うか・・・不思議な話。
マヨイガと言う名の雑貨屋と、そこで商売している同じ名前の少年。
その店では、訪れる人が無くした物を売っているけれど、値段はなくて買う人が大切にしているものと交換。
そんなマヨイガにまつわる9つの短篇集。
それぞれの話が微妙にリンクしてたりする。

ちなみに作品に登場する名前は「マヨイガ」でタイトルは「マヨヒガ」。


KADOKAWA
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「雪の香り」 塩田武士

2014年06月22日 | 読書日記
最近読んだ本の中では比較的面白かった。
ストーリも展開も書き方もなかなかよくできている。
ただ、雪乃との出会った時と再会した時のことを交互に書く方法はエピソードを際立てたいという効果を狙ったのかもしれないが、読みにくいだけ。
また、プロローグは全く無駄。
時間の流れの通りに書いてくれた方がよい。



文芸春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ペテロの葬列」 宮部みゆき

2014年06月20日 | 読書日記
宮部みゆきにしては期待が大きかった分、イマイチでした。
それに妹も言っていたけど、最後は余計・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「誰か」 宮部みゆき

2014年06月14日 | 読書日記
妹が「ペテロの葬列」を貸してくれるというので再読。
読んだときはまだブログを書いていなかったので、いつなのかわからないけど、持ってる本の発行日が2007年12月10日となってるので、2008年初めころとして6年前。
すっかり内容を忘れていたけれど、最後に梨子達と逢う場面は何となく記憶にあった。

最初はなかなか入り込めなかったけれど、中盤に過去を調べ始めるころから俄然面白くなっていき、最後まで楽しめる。
妹によれば「ペテロの葬列」はかなり面白いらしいから楽しみ。


文春文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ホリデー・イン」 坂木司

2014年06月08日 | 読書日記
短篇集。
読んでいて微妙に登場人物が重なっていたりするなぁ・・と思っていたけれど後書きで謎が判明。
これはシリーズもので、ホストクラブを経営するおかまが中心の話。
この本はそのホストクラブに関連する人達の個人的な話ということでした。
シリーズの前作を読んで、登場人物を把握していればもっと楽しめたのかも。。



文藝春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「津軽百年食堂」

2014年06月08日 | 読書日記
先に「ドロップキック」と「ライア」を読んでいたので、ぜひ読みたいと思っていた作品。

大森賢治が大森食堂を開店するまでの話のほかは、4代目となる大森陽一の恋愛小説で、期待が大きすぎた分ちょっと物足りなかったけれど、終盤の展開は流石の森沢明夫でした。
幼馴染って粋だね。


小学館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「男ともだち」 千早茜

2014年06月07日 | 読書日記
節操のない女の話。
登場人物が全員おかしな奴ばかりで、まともな人間が一人も登場しない。

主人公とハセオの関係を描きたかったんだろうけど、そもそも二人の普段の行動が普通じゃないし、周りも変な人ばかりなのでどうも・・・


文藝春秋
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「デッドエンド」 柴田哲孝

2014年06月03日 | 読書日記
ある目的のために、無実ながら故意に刑務所に入り、脱獄し目的を遂げようとする主人公のハードボイルド小説。
背景などは徐々に明らかになっていくので最初はなかなか入り込めないけれど、田臥が何かあると気付いた頃から俄然面白くなってゆく。

段落が変わるごとに、主人公、田臥、主人公と対立する組織、主人公の娘などの場面に切り替わってストーリが進んでいくけれど、場面転換した瞬間は誰の話なのかしばらくわからない場合が多くて、ちょっと疲れる。


双葉社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする