toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「幸せになる百通りの方法」 荻原浩

2013年08月31日 | 読書日記
読了なう(笑)
「ちょいな人々」と同系統の短編集。
現代の世相や出来事を風刺しながら、いろいろ考えさせられる荻原浩らしい作品。


文藝春秋
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「新アラビアンナイト」 清水義範

2013年08月31日 | 読書日記
アラビアンナイトのパロディかと思ったら、アラビアンナイトに有ってもおかしくないオリジナルのお話。


集英社文庫
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「正妻 慶喜と美賀子」 林真理子

2013年08月30日 | 読書日記
音宿かわせみと同じ時代を描いた作品だけど当然ながら主要な登場人物はかぶらない。
「正妻」と言うタイトルに反して中盤、正妻の美賀子(この時点では「美賀」)は登場しないし、全体でも影が薄くて主人公はどちらかと言うと慶喜。
最終盤になってようやく美賀子が主人公らしくなったところで話が終了。
江戸から明治にかけての幕末もの。


講談社 上下巻
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「オイアウエ漂流記」 荻原浩

2013年08月25日 | 読書日記
無人島漂流物。
短い章毎に語り手が変わって行くスタイルで理解するまではちょっと戸惑うけれど、これが良い効果を生んでいる。
島で最初に賢司と仁が探検に出かける場面でのやり取りはいかにも荻原浩らしいけれど、それ以外ではあまり彼らしくは感じなかった。
全体としては、リアリズムも有るしそれなりに感動する場面もあり良い作品に仕上がっている。
無人島物では定番だけど、この作品もそれぞれの人の個性が良い感じに深みになっている。


新潮社
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「喧嘩猿」

2013年08月19日 | 読書日記
喧嘩猿こと「森の石松」の一代記。
講談調、旧仮名遣い、漢字も旧字体で読み難いったりゃありゃしない。
簡単な内容をわざわざ分り難く書くから理解するのに一苦労。
内容は面白いんだけど・・・・


講談社
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「誰にも書ける一冊の本」 荻原浩

2013年08月18日 | 読書日記
強いて言えば、「明日の記憶」や「あの日にドライブ」の路線。
装丁、厚さ、活字の大きさなどから作文の指南書かと思ったら小説だった。
私には父親の記憶が無いので、何とも言えない。


光文社
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「ひまわり事件」 荻原浩

2013年08月18日 | 読書日記
いかにも荻原浩らしい(と勝手に思ってる)作品。
細かいギャグが満載でいたるところで笑わせられるが、実は思いテーマも見え隠れする。
おしゃまな伊梨亜がオロロの早苗のように良い味出してる。
エピローグも良い。


文藝春秋
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「55歳からのハローライフ」 村上龍

2013年08月16日 | 読書日記
昔から好きでよく読んでいた、椎名誠、群ようこ、阿川佐和子、林真理子・・・と言った、自分よりちょっと上の世代の作家が最近みんなこのようなテーマの本を書くようになった気がする。
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「レインツリーの国」 有川浩

2013年08月16日 | 読書日記
いかにも有川浩の恋愛小説。

好きな本(しかも比較的マイナーな)が似ていて、同じような感性の人と話してみたい、出来たら友達になりたい・・って言う気持ちは良く分かる。
同じ本でも全く違う感想の人も居るってことはネットでも何度も経験してることだし(笑)。
ということで、出会いのきっかけはばっちりはまった。

その後の展開は、いつもの有川浩ワールドでもう一気読み。
伸の状況が自分と似てるところが有るのでかなり感情移入しました。
ラストも良い。


新潮社
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「三人暮らし」 群ようこ

2013年08月15日 | 読書日記
女性3人が一緒に暮らすという設定の連作短編集。
登場人物は良い人ばかりでどの話も読んでいて楽しい。


角川書店
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「リカ」 五十嵐貴久

2013年08月14日 | 読書日記
先に「リターン」を読んだから、ストーリも結末もわかっていたけど、面白かった。

リターンでもそうだけど、普通の人間のリカが何故こんなにすごい能力が有るのかという疑問は残るけれど・・・
出だしは、出会い系サイトを巡るドタバタで、このままユーモア小説で終わるかと思うと、だんだん怪しい展開に。。


幻冬舎文庫
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「リターン」 五十嵐貴久

2013年08月13日 | 読書日記
どうも「リカ」の続編らしいが、残念なことにリカはまだ読んでいない。
予備知識無しで手にとってしまった。

ホラーっぽいけれどまるで怖くない。
ただリカのモンスタぶりがリアリティに欠ける・・と思っていたら最後はちょっとぞくっとした。

エピローグは違う意味でまた恐ろしい。。

やっぱり一番恐ろしいのは人間の狂気・・



幻冬舎
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「英雄の書」 宮部みゆき

2013年08月11日 | 読書日記
ブレイブ・ストーリやICOなどと同系列のファンタジー。
世の中、何が正しいのか、法律はちゃんと機能してるのか??と言う事柄が底辺に有って奥が深い。
この辺りは池波正太郎に通じるかも・・。

冒頭、理解しにくい文体で、「これは読むのが大変そうだ・・」と挫けそうになるけど、本文は普通の文章で何の問題も無く読める。
ファンタジーと言う事で独特の世界観の上の物語だけど、自然に入り込めるのは他の宮部作品と同じ。


新潮文庫 上下巻
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「三階に止まる」 石持浅海

2013年08月04日 | 読書日記
石持浅海は「月の扉」( http://blog.goo.ne.jp/tsurishi/e/70be09d8b822a7bcec6160197648348d )に続いて2冊目。
依然として男性か女性かは不明だけど、もしかしたら女性かも。

ここのところ私にとっては「ハズレ」が続いたから、今度こそ面白い本を・・と思ったけど、この本は装丁が酷くて全く期待感ゼロ。
表紙だけでなく中も一編ごとに黒い紙が入っていて判りやすいのはいいけれど、そこのデザインがダサすぎ。
でも、内容は良かった。

全部で8編で、全てちょっとブラックなミステリー。
どの作品もなかなか良く出来ていて、読んでいて飽きない。
表紙のセンスの悪さには目をつぶって、お勧めです。


河出書房新社
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「王になろうとした男」 伊東潤

2013年08月03日 | 読書日記
織田信長の家来を主人公にした短編5作品。
それぞれの話しで登場人物が重なっていたりする部分もあって、別の視点からの物語になっていて興味深かったりする。
最後の一編はかなり異色。
登場人物が実在なのか架空なのかはわかりません。

文藝春秋
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