toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ついの日までの」 森浩美

2015年12月30日 | 読書日記
「死」に関連した短篇集。
ほんわか系やしんみり系など、色々なタイプの話がある。
短編ということもあり、深く入り込めないため、どれももう一歩な感じ。
それぞれが同じ内容で、もう少し長いと良かったかも。



双葉社
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「校閲ガール ア・ラ・モード」 宮木あや子

2015年12月28日 | 読書日記
「校閲ガール」の続編というか、スピンアウトというか・・。
河野悦子の周囲の人が一人ずつ主人公の話が6話の短篇集。

前作同様サクッと読める。




角川書店
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「タスキメシ」 額賀澪

2015年12月24日 | 読書日記
同級で長距離のライバル眞家早馬、助川亮介、藤宮一郎、そして早馬の弟春馬と助川の幼馴染伊坂都の青春物語を、数年後の箱根駅伝の2区をはしる春馬、助川、藤宮の姿を交えながら描いた小説。
可もなく不可もなくといったところ。



小学館
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「ニュートリノで探る宇宙と素粒子」 梶田隆章

2015年12月20日 | 読書日記
今が旬の本。
学生時代には無かった理論も今は定説となり、物理学は日々進化していることを実感させられる。
カミオカンデもカムランドも当初の目的に拘らずに、臨機応変に変えていったことで素晴らしい発見に貢献したことがよく分かる。



平凡社
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「ヘブンメイカー」 恒川光太郎

2015年12月19日 | 読書日記
やがて「ヘブン」と呼ばれることになる理不尽に亡くなってしまった死者の町が突然現れてからの物語と、ヘブンを作り出したサージイッキ(佐伯逸輝)がそれを作るまでの物語「サージイッキクロニクル」が細切れになって交互に語られるという私の一番嫌いな形式の小説。

二つの物語はどちらも面白いのに、ブツ切れになって別の話に変わるので読んでいてイライラしてしまう。こんなに細かくしなくて2回くらいにまとめればもっと読みやすくなるのにもったいない。

物語の中で逸輝はスタープレーヤーとなってヘブンを作り出すのだが、副題が「スタープレーヤーⅡ」とあるので、前編があるのかも。。



角川書店
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「光のない海」 白石一文

2015年12月14日 | 読書日記
最後まで何を言いたいのか分からなかった。
説明的に過去を振り返りながら、ストーリが淡々と進むけれど、どこで物語が始まるのかと思っているうちに終わってしまった感じ。
そもそも主人公が花江に親切にする根拠が良くわからないし、花江と話すとき敬語を使うのが違和感。




集英社
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「世にも奇妙な君物語」 朝井リョウ

2015年12月08日 | 読書日記
第1話はホラー。
第2話は良く理解できない話。
第3話は熱血先生の活躍の話と思いきや意外な落ちだけど、ちょっと滑った感の話。
第4話はなかなか面白いけれど、子供の行動にちょっと無理があるナンセンスもの。
最後の第5話はその世界を良く知らないからこんな物なのという話。テレビが好きな人には面白いのかも。第1話から4話までのパロディにもなっている。


講談社
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「おっかなの晩」 折口真喜子

2015年12月05日 | 読書日記
船宿若狭屋の女将お涼が脇役で登場する(一作は主役)連作短篇集。
どれも、めでたしめでたしで終わるので安心して読める。
後半はオカルトチックな話ばかりになる。




東京創元社
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「puzzle」 恩田陸

2015年12月04日 | 読書日記
何の脈絡もない文章の断片を並べたパート1(ピース)。
二人の検事の無人島での現場検証するパート2(プレイ)。
実際に起こった日の出来事を書いたパート3(ピクチャー)。

最初に謎を示して、次に物語を作って、最後に真相を示すという王道だけど構成も内容もちょっと。。。
最初に示した謎がなんにも生きていないし・・・




祥伝社文庫
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「ペンギンを愛した容疑者」 大倉崇裕

2015年12月04日 | 読書日記
いつもの大倉崇裕のドタバタライトミステリー。
「蜂に魅かれた容疑者」の続編で、連作短篇集になっている。

キャラクター設定もいいし、ストーリも、ライトミステリーとしての謎解きも申し分ないんだけど、薄が慣用句を間違えたり、須藤の言ったことを聞き違えたりする天然ボケがあまりに多すぎるし、面白くもなんともない。
せっかく良い作品なのにもったいない。


講談社
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「謎の毒親」 姫野カオルコ

2015年12月03日 | 読書日記
異常な行動を取る両親(特に父)について、Q&Aの形式にしてその行動の意味を考えるという「相談小説」。

投稿の部分は事実に基づいていると書いてあるけれど、そうとう歪んだ人みたい。
ただ、作者がこの作品を通じて何が書きたかったのかは分からない。



新潮社
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