toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ヴィオレッタの尖骨」 宮木あや子

2017年09月30日 | 読書日記
表紙から嫌な予感が漂っていたけど、思った通り私の知ってるお仕事小説の宮木あや子とは全く別の話。

若い女性だけの閉ざされた世界にいる少女たちを描いた短編集。
どれも良く理解できない遠い世界の出来事と言った内容。
最後の中編作品に至っては登場人物が多すぎて誰が誰だか良くわかりませんでした。



河出書房新社
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「かがみの孤城」 辻村深月

2017年09月26日 | 読書日記
ファンタジーなので、その世界になじむまではなかなか入り込めないけれど、理解できてしまえばもう一直線と言った感じ。

時間がずれているところはすぐに気づいたけれど、エピローグでの展開にはちょっとびっくり。
楽しませて頂きました。




ポプラ社
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「非常出口の音楽」 古川日出男

2017年09月23日 | 読書日記
ショートショート集。

アイデア及びストーリは多彩でそれぞれ面白いけれど、どれもオチがイマイチ。
惜しい・・・




河出書房新社
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「ほしのこ」 山下澄人

2017年09月18日 | 読書日記
父がいなくなったあたりから段々内容が理解できなくなっていく。
現実と空想の世界の区別がつかなくて途中からは完全にストーリが追えなくなてしまった。
私には合いません。

全体に「星の王子さま」を意識したのかも。



文藝春秋
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「誰も書かなかったビートルズ」 中山康樹

2017年09月17日 | 読書日記
マイルスの中山康樹が書いたビートルズの本。
といっても正確には「月刊ザ・ビートルズ」に連載したエッセイの中から選んで編集したもの。

裏話的なものも有ればだれでも知ってる話の真相みたいな話も有ってなかなか興味深いが、著者の考察による独断に満ちた話が楽しい。
ただ何故か「ですます調」と「である調」が突然混在し読みにくかったりするところも。
マイルス関係の本ではあまり無いのに、この本では結構頻繁に登場する。




シンコーミュージック
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「恋する熱気球」 梨屋アリエ

2017年09月16日 | 読書日記
中学生が主人公の短編集。

登場人物が重複したりしているけれど、それぞれの作品は独立している。
ちょっと変わった同級生の話だったりファンタジーだったりで、統一感が無いけれどどれも不思議な魅力が有ってこの作家は気になるリストに入れたくなった。



講談社
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「異世界コンサル株式会社」 ダイスケ

2017年09月15日 | 読書日記
大評判となった「もしドラ」と同じく、小説を読むと自然とマネージメントが身に付く仕掛けになっている。
ただし「もしドラ」の誰でも知ってる高校野球の世界と違って、ファンタジーの架空の世界が舞台なので状況が分かるまでは物語に付いていけない。

世界を支配している貴族と搾取される冒険者達の街。
そこに何故か(理由は明かされていない)現代の日本から転移した主人公のケンジ。
異世界で冒険者となったケンジが足のけがでクビになってしまうところから物語が始まる。
もともとコンサルタントだったケンジはその世界で冒険者を相手にコンサルタントの仕事を始める。
そうこうしてるうちに冒険者向けにその世界にはない靴を作って売る事業を起こすことになる。
事業が徐々に進むのに合わせてマネージメントの方法を読者に教えるという分かりやすい構成になっている。
サイドストーリとして、冒険者だったころからの仲間で事業をアシストしているサラとのラブロマンスも有るけれど、こちらは事業と違ってなかなか進展していかないが、物語の良いアクセントになっている。

巻末の二つのおまけは意味不明だし必要ない。
こんなもの付けるなら、登場人物の相関図とか、この世界のしくみを説明する図を付けてくれたら舞台の理解に役立つのに・・・



幻冬舎
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「理科準備室のヴィーナス」 戸森しるこ

2017年09月09日 | 読書日記
ちょっと変わった理科の先生と二人の中学生の話。

中心の3人を含めて、すべての登場人物の考えてることが全く理解できなかった。
ここまで分からない人物だらけの小説ははじめて。



講談社
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「狐と鞭」 朱川湊人

2017年09月08日 | 読書日記
「箱庭旅団」の時代版番外編と言ったところ。
背景が日本の昔と言うことでかなり違った感じになっているけれど、やっぱりオリジナルの箱庭旅団の方が良いかな。。




光文社
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「さらさら流る」 柚木麻子

2017年09月04日 | 読書日記
つまらなくは無いんだけど、結局何だったのか良くわからない。

過去の出来事と現在が交互に書かれているけれど、ただ読みにくいだけになっている。
時系列に沿って書いてあった方がずっと良いと思う。




双葉社
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「つぼみ」 宮下奈津

2017年09月02日 | 読書日記
いかにも宮下奈津と言った感じの短編集。
この本が大好きって言う人多いだろうけど、私にはお腹いっぱいな感じ。

連作かと思いきや生け花繋がりが1~3話で、登場人物が繋がってるのが第2話と3話だけ。

「なつかしいひと」が良かったけど、話の中で重松清の「流星ワゴン」で種明かしをするのはどうでしょう。。




光文社
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「俺たちはそれを奇跡と呼ぶのかもしれない」 水沢秋生

2017年09月01日 | 読書日記
目覚めたら知らない女になっていたという良くある場面から始まったので全く期待せずに読み進めた。
ところが、目覚めるたびに別の人になって行き、やがてある事件にたどり着くというちょっと斬新な展開になり気づいたら読み終わっていた。

電車の中でみた週刊誌の広告に興味を持った時、他の乗客などからジロジロみられる場面が有るけれど、その意味が最後まで解き明かされなかったのと、ラストとタイトルが良く分からない。



光文社
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