生きるのが辛いけれど、友だちに救われて一歩踏み出すと言う物語の短編集。
主要な登場人物は大学時代の合気道部の4人。
その中の誰かが主人公になっているけれど、それぞれの話は独立している。
今まで読んだ彩瀬まるのなかでは一番良かったし、完成度も高かった。
彼女の作品はもう良いかな・・って思っていたけれど、読んで良かった。
ただ、1行空いて場面が変わるところで、気づいたらびっくりするほど時間が経過してるところがいくつかあったけれど、そういうところは書き出しで分かるようにして欲しかった。
2021.11.25
文藝春秋