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toshiの「読書日記」
忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。
「乗りかかった船」 瀧羽麻子
2023年08月31日
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読書日記
中堅造船会社を舞台にした連作短編集。
内容的に造船会社である必要は全くないし、ストーリもイマイチなものが多くて、瀧羽麻子の作品としてはちょっと。
最後の「船に乗る」が比較的良かった。
2017.9.20
光文社
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「再会のセラピー」 知念実希人
2023年08月30日
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読書日記
「祈りのカルテ」の続編。
前作はエピローグで研修が終わって循環器内科のシニアレジデントになっていたから、そこでのエピソードなのかと思っていたら、回想する形をとって前作と同じく研修医時代の話。
舞台を固定するより、研修医として色んな科を回っている設定にした方が物語を作り易かったのかな。
前作が5話構成だったのに対してこちらは長めの話の3話構成。
そのうち後半2話が前作の最後の作品と同じ流れの話で、最初の1話は半分最後の話の伏線になってる。
研修期間は限られているからもうこの路線での続編は無いかもしれないけれど、後期研修編とか出るかな?
2022.8.10
KADOKAWA
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「祈りのカルテ」 知念実希人
2023年08月29日
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読書日記
研修医が様々な診療科で経験を積みながら、独自の視点で問題を解決する物語。
最後の話だけちょっと毛色が違うかな。
ちょっと出来過ぎだけど、それ以上に面白い。
舞台が江戸の長屋でも行けそうな感じ。
続編が有るようなのでそちらも・・・。
2018.3.29
KADOKAWA
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「ふれあいサンドイッチ」 谷瑞恵
2023年08月28日
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読書日記
たまたま「めぐり逢いサンドイッチ」を読んだら続編も読みたくなって選んだ本。
ご都合主義で予定調和のストーリだけど、安心して読めて嫌いじゃない。
間に「語らいサンドイッチ」と言うのも有るらしいから、いつかそれも・・・。
2023.3.20
KADOKAWA
コメント
「めぐり逢いサンドイッチ」 谷瑞恵
2023年08月27日
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読書日記
小さな店の話を書く作家が多いと思うのは気のせい?
私の知る限り、それらの作品の登場人物は良い人ばかりでホッコリ系の物語が多い。
この作品もまさにそんな一つ。
続編が有るようなのでそれも読もう。。
角川書店
コメント
「虹にすわる」 瀧羽麻子
2023年08月22日
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読書日記
大学の知り合い同士が互いの才能を認めて一緒に仕事を始める物語。
私自身も最初の会社の先輩と二人でロボットの設計会社を立ち上げたことが有ったけれど、その時のことを思い出しながら読んだ。
ちょっと上手く行き過ぎな展開だったけれど、最後まで楽しく読めた。
「サンティアゴの東渋谷の西」はつまらないと思ったけれど瀧羽麻子の作品は私には合うのかも・・。
2019.8.10
幻冬舎
コメント
「ルミネッセンス」 窪美澄
2023年08月21日
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読書日記
舞台は被っているけれど、それぞれの話に繋がりは無い短編集。
後味の悪い話が多いけれど、窪美澄の作品の中では好きな方かも。
唯一違うテイストの「宵闇」が一番良かった。
2023.7.30
光文社
コメント
「世界が青くなったら」 武田綾乃
2023年08月20日
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読書日記
「ユーフォニアム」や「君と漕ぐ」の武田綾乃とは一味違う作品。
辻村深月が書きそうなファンタジックな物語。
ファンタジでは割とありがちな設定だけど、上手く料理したな・・・と言う感じ。
2022.3.10
文藝春秋
コメント
「あなたのご希望の条件は」 瀧羽麻子
2023年08月19日
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読書日記
転職支援の会社の女性のお仕事小説。
私もこの小説で言えばスカウト案件、要するにヘッドハンティングで転職してるので逆の立場の人の話は面白かった。
私の場合は小説のような大きな会社じゃなくて個人でやってるエンジニア限定のところだったからかなり違うと思うけど・・・。
ところで結局主人公はどうなるの??
2020.9.20
祥伝社
コメント
「叛逆捜査」 渡辺裕之
2023年08月19日
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読書日記
オッドアイシリーズの第一巻。
本格的ハードボイルドでスケールが大きい。
最初、警察や自衛隊の組織の説明が出てくるけれど、これが後から重要なのかも・・・と必死に理解したけれどどうでもいいことだった。。
車が一々車種名で登場するのはこのシリーズのデフォルトだろうけど、ちょっとうざいなぁ。
2015.10.25
中公文庫
コメント
「山のふもとのブレイクタイム」 高森美由紀
2023年08月17日
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読書日記
「山の上のランチタイム」の続編だけど、「山の上のランチタイム」の主人公が従業員の美玖だったのに対し、こちらはオーナーの登磨。
時間が経って美玖は成長してすっかり登磨の片腕になっていて「山の上のランチタイム」より充実した感じ。
レストランを舞台にした楽しい物語を期待して読み始めたのに、ストーリはイマイチで設定の良さが生かし切れていなくて残念。
ここは続編に期待?
第三話は先日読んだ辻堂ゆめの「サクラサク、サクラチル」と同じ設定だった。
2021.9.25
中央公論新社
コメント
「みさと町立図書館分館」 高森美由紀
2023年08月16日
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読書日記
図書館に勤める女性の話。
前半は近所に住んでる老女の話で、後半は上司の話なんだけど、特にストーリが有るわけじゃなくて淡々と出来事が綴られているって感じ。
楽しく読んでいられるんだけど、読み終わっても何も残らない。
2017.10.10
産業編集センター
コメント
「うちのレシピ」 瀧羽麻子
2023年08月14日
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読書日記
連作短編集。
最初の作品を読んで、先に読んだ高森美由紀の「山の上のランチタイム」のようなレストランを舞台にした連作短編集なんだと思ったけど、ちょっと違った。
基本の登場人物は同じだけど、1作ごとに主人公が変わり、時間も前後して、最初の話の前日譚や後日譚と言った感じで、全体としてまとまりが無い印象。
折角良い感じの物語なのに惜しい。
もうちょっと構成を考えて、まとまった感じにして欲しかった。
2019.2.20
新潮社
コメント
「鷹の惑い」 堂場瞬一
2023年08月14日
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読書日記
公安マターの事件と、捜査一課マターの殺人事件が同時に発生し、その2つの話が同時に進行するため、交互に語られるのでちょっと読みにくい。
2つの事件は全く無関係として書かれているけれど、読んでる方は当然繋がっていると考えるし、個人的には殺人事件の犯人の目星はついてしまっていた(そしてそれは正解だった)。
2つの事件が徐々に明らかになって、その関係性も何となく分かってきたころ、また新しい事件が明らかになる。
折角物語が収束して来たのに・・・。
当然のように新しい事件も含めて3つの事件はすべて繋がっていって、結局は最後に明らかになった事件がすべてという良く有る展開だったけれど、堂場瞬一の力技で最後まで気持ちよく読める。
2023.7.24
講談社
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「八月の御所グラウンド」 万城目学
2023年08月13日
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読書日記
前約4分の1の短編「十二月の都大路上下ル」と残りの表題作で構成されている。
どちらも万城目学らしく京都が舞台の小説。
「十二月の都大路上下ル」は女子全国高校駅伝の物語。
表題作の「八月の御所グラウンド」は大学生が早起き野球をする物語。
どちらもメーンストーリも面白いし、そこから続く謎の展開も良い。
「八月の御所グラウンド」は6チームの総当たり戦なのに主人公のチームだけいつも同じ場所って不公平じゃないのかな?
2023.8.10
文藝春秋
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