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toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「よはい」 いしいしんじ

2016年01月31日 | 読書日記
なんだか良く分からない短篇集。
同じ人物などが登場したりするけれど連作ではない(と思うが良く分からない)。
中にはなんとなく分かった(ような気がする)作品もあるけれど極小数。


集英社
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「もひとつま・く・ら」 柳家小三治

2016年01月29日 | 読書日記
まくら(および公演など)だけを集めたもので、落語の本編は無いという不思議な本。
まくらだけでも十分面白い。
「ま・く・ら」という本の続編ということだけど、そっちも読んでみたい。


講談社文庫
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「放送禁止歌」 森達也

2016年01月26日 | 読書日記
2週間ほど前に「ラジオマンジャック」(NHK-FM)で憂歌兄弟が「おそうじオバチャン」を生で歌っているのを聞いて驚いた。
(知らない人のために:「おそうじオバチャン」は憂歌団のデビュー曲で放送禁止歌として指定された。それに対して、憂歌団は「お政治オバチャン」という曲を発表。)
そのことが気になっていたとき、偶然この本を見つけたので読んでみた。
第一章ではなり行き上、誰がどんな基準で指定し、どんな曲が指定されているのかということを調べた話。その結果、実は放送禁止歌というものは存在せず、実際は民放連が要注意歌謡曲としてガイドラインを示しているだけ。それも現在は存在していないという驚くべき事実が判明。
放送禁止歌と問題が密接な関係があることから第4章ではその辺についての調査の話もある。
放送禁止歌を通して日本の文化にまで言及した問題作かも。


知恵の森文庫
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「朝が来る」 辻村深月

2016年01月25日 | 読書日記
子供のいない夫婦が「特別養子縁組」で養子を迎えるという重いテーマの作品なのかと思っていると、恐喝事件、行方不明事件と次々と発生してサスペンス風になっていく。
と思うと、次は子供を提供する側の少女の話になり、こちらは「嫌われ松子」風な展開かと思いながら読み進めると、最後はやれやれ。

この期の話も気になる余韻を残したラストでした。



文藝春秋
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「老嬢は今日も上機嫌」 吉行和子

2016年01月24日 | 読書日記
エッセイ集。著者は吉行淳之介の妹。
テレビを見ない私は知らなかったけれど、それなりに有名な女優さんらしい。

吉行淳之介の妹らしく、文体は全く違うけれど流石に文章はうまい。

最後の章は俳句を散りばめたエッセイだけど、彼女のご母堂のお気に入りらしい一句が良い。
生くること やうやうたのし 老いの春




新潮文庫
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「帰ってきた腕貫探偵」 西澤保彦

2016年01月23日 | 読書日記
腕貫探偵というシリーズものらしいけれど私はこれが初めて。

読んでいて楽しいけれど、ツッコミどころも満載な小説。
①4話収録中で1話は腕貫探偵が登場しない。
②ストーリの中で腕貫探偵に相談する必然性が無い。
③そもそも腕貫探偵がなんだか良くわからない。
④謎解きは一応納得できる内容になっているけれど、釈然としない。



実業之日本社
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「恋する日本語」 小山薫堂

2016年01月21日 | 読書日記
普段見かけないような難しい言葉を選び、それをテーマにした十数行の超短編小説とイラストが見開きになって、最後に言葉の意味が書いてある構成の本。
ほとんどが初めて聞く言葉。

小説の出来は良い物もあれば、それほどでもないものもあるというところ。



幻冬舎文庫
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「中学の知識でわかるアインシュタイン理論」 大方哲

2016年01月20日 | 読書日記
アインシュタインの、光電効果、ブラウン運動、相対性理論を簡単に説明しようとした本。

アイデアはいいんだけど、説明の仕方がイマイチ。
もっとこう書けば分かり易いのに・・・というところが多い。

ガリレオのは「相対性理論」ではなくて「相対性原理」という言って、区別すると思っていたんだけど、この本ではどちらも「相対性理論」と書いてある。どっちが正しい??




楓書房
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「東京イワシ頭」 杉浦日向子

2016年01月17日 | 読書日記
東京の様々な場所に行ったリポート。
文章に懲りすぎなことと、その分説明不足なことがあって、何だか状況がわからない箇所もあるけれど、独特の視点からのリポートは楽しい。



講談社文庫
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「スヌーピーと、いつもいっしょに」 マイケル・A・シューマン(小松原宏子訳)

2016年01月16日 | 読書日記
ピーナッツの作者、チャールズ・シュルツの伝記。

内容は子供向けという訳でもないのに、難しそうな漢字は使ってない(漫画→「まんが」など)ので平仮名だらけで、ちょっと読みにくい。
ピーナッツはまともに読んだことなかったが、最初に登場人物の説明が有って、良く分かった。



学研
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「エデュケーション」 増田晶文

2016年01月16日 | 読書日記
若者たちが夢を追いかけて困難に立ち向かう物語。
その夢が、理想の小学校を作ること・・ということで、当然その理由も書かれてはいるけれど最後まで共感できなかったため、彼らにも思い入れできなくて醒めたままで読み終わった。

この手の小説らしく、利用しようとする人と協力する人が色々登場し物語を彩っていく。
最後まで夢が実現しない終わり方が良い。




新潮社
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら」 岩崎夏海

2016年01月11日 | 読書日記
「もしドラ」でマネージャーだった女性が教師になって、別の高校の野球部の顧問になり見守る形になったところで、同じような物語が繰り返される。
キャッチコピー風に言えば「女子高生がドラッカーのイノベーションを応用してマネージメントし甲子園にゆく物語」。

挫折も描かれてはいるけれど、全体にはそんなに上手く行くわけない・・という感動とは無関係な小説。
サラッと読む分には良い。




ダイヤモンド社
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「わたしたちの小さな家」 水沢秋生

2016年01月09日 | 読書日記
ファンタジーかと思って読んでいると、後半はホラーになってゆく。
そして最後はなんだか訳の分からない展開になって終わる。

途中まで良くできているのに、このラストは頂けない。





光文社
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「大脱走」 荒木源

2016年01月08日 | 読書日記
ブラックリフォーム会社に就職したいずみが活躍する物語。

使えない後輩の俵に対して、イライラするくらい一生懸命接するところから、なんとなく俵の正体と今後の展開が見えてしまうが、分かっていても最後まで楽しめた。
タイトルの意味が不明。



小学館
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「あの人が同窓会に来ない理由」 はらだみずき

2016年01月05日 | 読書日記
中学の同窓会の幹事になった主人公が、返事が無い人や不参加の人を探して、なんとか参加してもらおうとしているうちに、参加しない理由や当時の謎が明らかになっていくという、斬新なアイデアの小説。

いきなり同窓会の場面から始まって大量の登場人物に追いついていけなかったけど、読み進めるうちに自然とそれぞれの人がわかってくる。
全体的に優しさいっぱいではらだみずきらしい一冊。




幻冬舎
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