toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「らくだ」 佐伯泰英

2018年05月27日 | 読書日記
「酔いどれ小籐次」未読巻撲滅運動第3弾。
らくだ騒動と、そこで腰を痛めた小籐次のために熱海に湯治に行く物語。

もう何でも有りのスーパーマンとなった小籐次だけど、こうなったらとことんついて行きます(笑)。





文春文庫
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「桜吹雪」 佐伯泰英

2018年05月26日 | 読書日記
「酔いどれ小籐次」欠番撲滅運動第2弾。
大酒会と身延山参りの話。

今回もお約束通りの展開が続く。
旅の道中で駿太郎が殺気を感じ取るようになり成長ぶりを思わせる。
お夕の代参で新兵衛さんは少しは良くなるのかな??



文春文庫
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「ブラッドライン」 黒澤伊織

2018年05月25日 | 読書日記
タイトルから「血筋」の物語かと思っていたら、「ブラッドライン」とは隣国との戦争で互いに殺した相手をその境に並べたことから名付けられた「国境線」のことだった。

その特異な国境線、ブラッドラインで世界的な大スターのMが銃撃されるところから物語が始まる。
ブラッドラインを挟むアラルスタン共和国とラザン独立国、そしてアメリカ、ロシア、日本、ニューカレドニアでMについて立体的に語られていくけれど、とりとめの無い話が続いて、いったい何が言いたいのか段々分からなくなっていく。
Mの死の真相を探る物語かと思っていたのに・・・?

最後は本人の種明かしで終わるから結局はそこがこの物語のテーマだったんだろうけど、あまりに脈絡のない話が続くので、何だか分からなくなってしまい、読み進める興味も無くなってしまいそうになる。
何とか最後まで読んだけれど、途中の関係ない話は何だったんだ感ばかりが印象に残ってしまう。
最初と最後だけ話が続いていて、その間は主題とは関係ない話がひたすら続くという何とも言えない小説でした。

作者が言いたかったのは戦争は止めよう!!ってことだって言うことだけは良くわかった。






文芸社


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「小屋を燃す」 南木佳士

2018年05月22日 | 読書日記
自伝的エッセイと言ったら良いのか・・。
思い出を思いつくままに綴った内容。

話がアチコチ飛んで、いつの間にか別の話になっていて読み返したことが何度も有った。
説明が足りなくて良くわからなかったり、文章が難しくて一回では理解できなかったりする個所も多くすんなり読めない本だったけど、内容は面白かった。





文藝春秋
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「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤

2018年05月18日 | 読書日記
何の予備知識が無く手にした本だったけど、読み始めて直ぐに三菱自動車のリコール隠し事件の話だと分かる。
事件に基づいて書かれた小説なのか、単に事件を題材にしたフィクションなのかは分からないけれど、三菱自動車に関する記述は非常にリアル。

すでにニュースで事件のことを知ってるだけに、進行の遅さにイライラしてしまう。
終盤は急転直下で、最後はちょっと出来ず着の勧善懲悪だけど、それまでの流れからまあ良いか・・と言った感じ。

物語自体がスリリングな展開なのにサイドストーリが入るが、その部分は時間が止まってしまいなんだか水を差されたようで余計な気がする。





実業之日本社
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「アリアドネの弾丸」 海堂尊

2018年05月13日 | 読書日記
解説で島田荘司も書いているけれど、シリーズの他の作品とはちょっと変わった感じで本格ミステリーの趣きが。。
白鳥の謎解きの場面は圧巻だけど、犯人の動機がちょっと強引すぎる印象。

宇佐見のしゃべり方もかなり違和感がある。
やっぱりこの作者はもうちょっと緩い感じの方が良いかな・・。




宝島社(上下巻)
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「ケルベロスの肖像」 海堂尊

2018年05月05日 | 読書日記
シリーズ最終巻になるのかな?(もしかしたら田口院長の続編がある??)

相変わらずのディープな比喩のオンパレードがストーリ以上に楽しめる。
伏線が見事に回収されているけれど、冷泉深雪は別に伏線じゃなかったのか。。

ボーナストラックに登場する院長は高階だよね?田口は院長代行だから高階が再び返り咲いてる??

どうも話が通じないと思ったらアリアドネをまだ読んでなかった。。





宝島社文庫
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「神隠し」 佐伯奏英

2018年05月02日 | 読書日記
酔いどれ小籐次の新シリーズの第一巻。

本棚でこれが抜けていることを発見。
早速購入して読みました。

確か「剣客商売」にもこの話のように怪しい雰囲気の物語がありましたよね。
時代小説作家は一回くらいこの手の話を書きたいのかな?

新兵衛さんの神隠しは最後まで謎のままでしたね。。




文春文庫
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